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【上からの光】レストランメニュー撮影のライティングのコツ

投稿日:2022年7月19日 最終更新日:2023年8月28日 記事制作:奥本 光城

 商品撮影をするにあたって抑えておきたいポイントがあります。それは光のコントロールです。綺麗な光で被写体の魅力を引き出すための基礎知識です。そこで重要なのが上からの光です。上からの光はエッジ、輪郭を際立たせます。横から撮影するのですから、上からの光は90度近い横からの光です。

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写真撮影における光源(ストロボ)基礎知識

ストロボは、写真撮影における重要な光源の一つです。ストロボは一瞬にして強力な光を放つことができ、その光を利用して被写体を照らし出します。そのため、暗い場所や、特定の光の効果を出したい場合に特に有用です。ストロボの光は、直接被写体に当てることもあれば、壁や天井などに反射させて間接的に照らすこともあります。これにより、異なる光の効果を作り出すことができます。

光の成分

光は色々な波長の光線から成り立っています。これらの波長は、見える光(可視光)と見えない光(紫外線や赤外線)に分けられます。可視光は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色から成り立っています。これらの色が混ざり合うと白色光が生まれます。

 太陽の光は全ての色成分がバランスよく配合されています。ストロボの光は太陽光に似ている光です。そしてLEDの光や室内灯は演色性を大事にしますが、色成分に偏りがあることを覚えておきましょう。色の表現はその物体の反射率が作ります。あてる光の成分が偏っていれば、抜けのいい綺麗な発色の写真は撮れないのです。

光の質

光の質とは、光が物体に当たった時のその反応、つまり被写体がどのように見えるかを決定します。光の質は主にその方向、強さ、色温度によって決まります。方向は光がどの角度から当たるかを指し、強さはその光の照射の強さ、色温度は光の色がどれほど暖かいか、または冷たいかを示します。

 柔らかい光なら、下にできる影のエッジがほわっと柔らかいです。しかし点光源で硬い光なら、くっきり、かっちり固くてエッジの際立った影ができます。影のエッジで硬い、柔らかいの判断をします。発色だけ考えれば、硬い光の方が発色が綺麗です。

光の質のコントロール

光の質をコントロールするためには、ストロボの位置や角度、強さを調整することが必要です。また、ストロボの光を柔らかくするためには、ディフューザーやリフレクターを使うことが一般的です。色温度を調整するには、色温度フィルターを使うことがあります。

光っている部分を大きくしてあげれば、柔らかい光を作ることができます。光が回り込んで被写体を包み込むことで影のエッジを柔らかくします。そのために、半透明の布や紙を通して光を作ります。ビニール袋、プラスティックの板、トレーシングペーパー、半透明のビニール傘など撮影時にホワイトバランスの調整ができれば、さまざまな工夫で柔らかい光を作ることが可能です。そんな半透明の物質に当てる光は、ストロボでも太陽光でも、LEDでも光の質は同じ様にコントロールできます。以前、カメラショーのセミナーで有名講師がストロボの前に置いたのは、ショップバックのビニールでした。ちょっと何もなくて、でも柔らかい光を作りたいと思ったら、新品の半透明のポリ袋などでも代用できそうです。発光管やモデリングランプに気をつけての使用ができれば、そういった方法もできます。発光時のストロボ光は熱を発しますし、モデリングに触れた紙や布は発火の可能性があります。気をつけましょう。もちろん、お客様(クライアント)案件やモデルさんの前では使いにくいので、市販のディフューザーを使いましょう。

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レフを固定するスタンドは、バネっぽい構造で挟み込むことが多いです。どんなに量販店の売り場で色々なメーカの商品を確認しても、そんなにそんなに変わりません。アベンジャーとかのグリップで挟む方法が一番いいと感じます。

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価格はしますが、スタンド自体が重くで安定しています。こんなスタンドでも

念のためにウエイトも用意して使用しておきます。そうするとライトなどかなり重いものを使うことも可能になります。

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日中シンクロを効果的に使う

 日中シンクロとは、ストロボを使って被写体を照らしながら、背景の明るさを自然光に合わせるためのテクニックです。ストロボの光を調整することで、被写体と背景の明るさのバランスを取ることができます。このテクニックは、屋外でのポートレート撮影などでよく使われます。通常のストロボは、基本的に通常1/60〜1/125のシャッタースピードで同調します。それより早いシャッタースピードだとシャッター幕による画面のケラれ(写っていない部分がある写真)になります。シャッターの構造上、先膜と後幕がスリット状に高速移動するのです。そのスリットが移動している間中光続けるストロボでないと同調しません。この機能を使うと、太陽光でできた影をストロボで補うことができます。屋外での撮影に欠かせません。ストロボの種類によってできるものとできないものがあります。ご購入前に気にしてみるポイントです。

日中シンクロとは、ストロボを使って被写体を照らしながら、背景の明るさを自然光に合わせるためのテクニックです。ストロボの光を調整することで、被写体と背景の明るさのバランスを取ることができます。このテクニックは、屋外でのポートレート撮影などでよく使われます。

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実際A1のメーカーでの販売は終わっているので

現行品ならA10になります

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上からの光と斜め45度の光で商品撮影シュミレーション

商品撮影では、光の角度が重要になります。上からの光は、商品全体を均一に照らすことができます。これは、商品の形状やテクスチャーを強調するのに有効です。一方、斜め45度からの光は、商品に立体感を与えることができます。これは、商品のディテールを強調するのに有効です。

トップライトは直光で、ディフューザーを設置して、大きな上からの光を作りました。

背景に硬めの影が出ている理由は、前側のストロボが直光で硬いからです

そこで、どうやって改善するが問題です。とても簡単です。ソフトボックスとか、ディフューザーを間に入れると改善できます。

撮影する時に気にするホワイトバランス

ホワイトバランスとは、カメラが色を正確に再現するための設定です。異なる光源は異なる色温度を持ち、これにより撮影される画像の色調が変わります。例えば、蛍光灯の下では青みがかった写真になりがちで、夕日の下ではオレンジ色っぽい写真になります。

ホワイトバランスを適切に調整することで、これらの色の偏りを補正し、物体が実際に見える色に近づけることができます。一部のカメラでは自動ホワイトバランス機能がありますが、状況によっては手動で調整することでより正確な色再現が可能です。

撮影する場所も、撮影するものも、日々変化します。太陽光の強さも、色温度も変化します。それに対応して、毎回同じ様に撮影できることが必要です。そこで大切なのは色温度の設定と光を作ること。ライティングを考えて機材をセットしたら、最初にプリセットホワイトバランスの設定をするために、グレーカードを使います。

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設定方法は、カメラメーカーによる違いがあります。ニコンでは、プリセットホワイトバランスを撮るために画面いっぱいになる様に撮影します。そしてその画像で登録します。その後カラーチェッカーを撮影してから、撮影を始めます。パソコンモニターの色合わせをして、出来上がりの確認をすることで、色合いをコントロールすることを、カラーマネジメントと言います。色調補正考えると必要な作業です。

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ご覧の通り高いのも、安いのもあります。経年劣化もしますから、定期的な買い替えも必要です。量販店のホープページを見て、売っているもので安いものを探すとやっぱり一万円超えるくらいの価格帯のものになります。

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さまざまの要素が絡み合って良い写真が撮れます。相手が人物でなくて物でも、良い写真が撮れたときに声をかけてしまうことがあります。

以上、写真撮影における光源(ストロボ)の基礎知識から、光の成分、光の質、光の質のコントロール、日中シンクロの効果的な使い方、商品撮影における光の角度のシミュレーション、撮影時のホワイトバランスについて説明しました。これらの知識を活用して、より素晴らしい写真を撮ることをお楽しみください。

投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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