美容師さんがカッコよくカットモデルさんの写真を撮るための撮影ノウハウと機材

 国産ストロボメーカの営業として、さまざまな講師の写真セミナーに機材提供メーカーとして参加してきました。美容師さんは写真が好きな方が多いです。お客様の写真や自分のコンテスト用の写真を記録するのが目的です。美容問屋さんの撮影セミナーも大人気でした。写真館的な写真とコマーシャル写真の違いから、どんな写真が自分らしいのか見つけてください。

写真館的ライティング

 写真館さんは、ポートレートが中心です。数種類のバックスクリーンを使い分けて台紙に挟むやり方でお客様に価値提供します。ライティングはバックスクリーン用と人物用が必要です。メインライトやフィルライト、バックライトなどが天井面に取り付けられたレールで移動。床面にコードやスタンドがない状態で、撮影中のスクリーンの交換もスムーズです。ハレの写真をお宮参りから七五三、成人式、家族写真、シルバーフォトまで比較的静的なきちっとした型物の写真撮影をする場所です。

コマーシャルライティング

 コマーシャルは商業活動用の写真撮影です。ライトも1灯からドラマティックな使い方が求められます。写真館のライティングはある程度撮影場所のライトが決まっている中での撮影ですが、コマーシャルのライティングはその都度その撮影環境内で使える機材を考えながら撮影をします。商品撮影から人物、建物までジャンルは多岐に渡ります。

美容師さんが撮る写真

 それでは美容師さんがどんな写真を撮るべきなのかお話します。説明的写真か、イメージ的写真か、伝えたい内容で撮影方法を使い分けることが重要です。お店のお客様の写真をることを想定した場合2つの撮影方法があります。1つは説明的写真。本人はもとより、他の人が見ても髪型の特徴がよくわかる写真です。商品撮影に近い感覚で撮ります。形と質感、色表現にこだわります。2つ目はイメージの写真です。雑誌の一コマの様な背景と、そこに落ちる影。色フィルターをかけたイメージフォト。髪型のアップやアクセサリーなどこだわりの部分を切り取る写真も必要になります。数枚の写真を組み合わせてアルバムを作る様な作業です。写真や映像を組み合わせて映像作品を作るのもおすすめです。

なぜ写真を撮って宣伝広告するのか

写真はイメージを知ってもらうために重要です。安易にスマホで撮りがちですが、お店のホームページの写真の品質にはこだわるべきです。お客様の投稿ならしょうがありませんが、お店の公式ホームページに色がかぶっていたり、暗かったり、髪が黒くつぶれていたり、キャッチライト(黒目にハイライト)がなかったりすると、お客様の気持ちに無意識に悪影響を与えてしまいます。有料広告サイトに並んでいる写真をみると、まだまだ綺麗の需要はあると確信しています。サイトの運営については書いてあるサイトもご覧ください。【写真撮影とサイト構築】店舗経営のためのネット広告宣伝

必要機材とコストの概算

実際に撮影を始めるにあたり、必要な機材があります。

一眼レフカメラ

レンズ込みのフルサイズタイプで20万円くらいの予算感でどうでしょうか?

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS RP RF35 MACRO IS STM レンズキット EOSRP-35MISSTMLK

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記録素子の大きさがフルサイズタイプは

描写力とボケ味が優れています

写真の良し悪しは経験上カメラとレンズで決まります

昔ならフィルムとレンズと言いたいところですが

カメラがデジタルなのでほぼフィルムの様な感覚です

カメラ三脚

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髪型をとる場合

顔の向きとストロボの位置で

写りが全く異なります

なるべく固定して撮りたいのです

人の顔の位置と方向を固定しても

カメラ位置が変わると全部変わってしまいます

無線トリガーかホットシューアダプター

各種ストロボメーカーの専用無線トリガーを使ったり

下記の様なアダプターを持っているとさまざまなシーンで活用できます

ストロボメーカーの営業時代にはメーカーを問わず使うことが多かったです

(中には使えないカメラもあると思います・ご自身でご確認ください)

X接点の端子が本体に付いている場合は直接使用できますが

トラブル防止のため一個持っていてもいい商品だと思ってます

無線が混信して使えない場合もあり得ます

Nikon ホットシューアダプタ AS-15

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ストロボ本体

各社ストロボありますが

モノブロックタイプストロボ(発光部と電源部が一体化しているタイプ)だと

400W/Sがいいです

200W/Sとか300W/s(ワット・セカンド)とかありますが

400Wで行きましょう!

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RSタイプは受信機付きなので

発信機を買うと無線でシンクロできます

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アンテナが折れやすいので注意しましょう!

(折れても使えますけどケーブルが尖ってます)

アンブレラ

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どのメーカーのアンブレラも使えます

サイズとコストで決めましょう

コメットは10mmのシャフトです

7mmとかもあったりするのでストロボの下に付いている

アンブレラホルダーを見て決めましょう

ストロボスタンド

取り付け部の形状をよく確認して購入しましょう

購入するストロボメーカーのものがいいでしょう

ヨドバシカメラ新宿本店のカメラ館での購入がいいでしょう!

確認して購入できます!全て揃いそうです!

背景

店舗内に綺麗な壁紙があればそれでいいでしょうし

紙バックを購入してスタンドに設置して背景にする方法もあります

Mesuvida 背景スタンド 260 x 300cm 大型 背景紙スタンド 強力クリップ4個 2m x 3m 撮影 背景/背景布に適用 スタンド 高さ82cm-260cm調整可能 安定性が よい横ボール伸縮可能 持ち運び便利 専用キャリーバッグ付き

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色々な商品があります

自己責任でお選びください

※ざっくりこの程度の機材が必要になります。

よく調べて購入してみてください

安いストロボでもカメラの設定をすれば綺麗に撮れると思います

耐用年数などが違ってくるかもしれませんが、検証はできてませんので

自己責任にてご購入ください

撮影方法

カメラの位置と傾きに注意

カメラアングルは重要です

カメラと被写体とストロボの位置関係は以下の通り

正面で顎の高さぐらいでとったモノです

この正面です

証明写真なら左右の耳の写り方を考えてベストな位置になります

正面した方向に移動しました

顔の輪郭が変化しました

顎のシャープさがなくなった感じがします

下のまま

左に動きました

被写体に向かって左側の耳が大きく写り込みました

顎のラインもすっきりしています

カメラが右に移動しました

髪の毛で隠れてはいますが向かって右側の耳が多く写る位置です

髪型が綺麗に表現されています

高さが上がって

真ん中に戻りました

ちょっと顎がすっきりです

真ん中の高さで

左にカメラが動きました

顎のラインとか

顔の左側の影の影響で

ほっそりとした印象です

そのままカメラを右に移動しました

髪型と顎のラインが綺麗です

真ん中上方にカメラが移動しました

顎はほっそりしましたが

目の中の黒目の位置と白眼のバランスがおかしくなりました

そのまま、左に移動しました

顎のラインがよりシャープになりました

上方で右にカメラが移動しました

表情によってはチャーミングな感じです

髪型とモデルさんの輪郭や肉付きを考慮してアングルを決定するか

後で選べる様に全てを数枚づつ撮影しておく

目つむりの可能性があるので

事前にモデルさんに目を閉じたと思ったら教えてくださいと

お願いもしておきたい

その上でちょっとした顔の筋肉の動きも見ながら

表情を誘導してどんどん撮っておきたい

出力方法

アルバムにしたりプリントしたり

画像データーCD・DVD・ブルーレイでディスプレー表示

まとめ

ルールはありませんが

テクニックは必要です

色温度の意識を持つことと

カメラの色温度設定と実際の撮影環境の色温度の差で

暖色系や寒色系を作り出すことができますが

フォトショップみたいなソフトを使うと

後処理で色や写りはどうにでもなります

撮影の現場ではライティングや表情に気を使いながら

アングルをうまく使って魅力的な写真を撮りましょう

シャッタースピードと絞りの関係

業務用ストロボでの撮影時は

カメラはマニュアル設定にします

初期設定として

ISOを100にして

シャッタースピードを1/60にして

絞りF11くらいから始めましょう

ストロボなしでシャッターを切ると

うっすらと画像が写る程度になります

環境光が与える影響を確認します

頭上に蛍光灯が2本で

こんな感じならOKです

ストロボのスイッチを入れて撮ってみます

400W/Sで次の写真の様に明るく写りました

女性の写真は明るめがいい場合もありますが

髪色の見本ということも考えるともう少し光量を落として撮影したいので

1/1(フルパワー)から1/2(その半分:一絞り分ダウン)にて次は撮影します

400W/Sの1/2で200W/S相当です

400W/Sを選んでいればこんな使い方もできますが

元々安い200W/Sを使っている場合には

調整つまみでの調整でなく

ストロボの位置を変更して調整することになります

絞りとピントが合う範囲(被写界深度)の関係を把握しましょう!

絞りを開ける(少ない数にする)と

ピントが合う範囲が狭くなります

お店での撮影で背景をぼかして撮影する場合はストロボを弱くあてて

絞り値を開けて背景をぼかします

気を付けなければならないのは

絞りを開けると

環境光の影響を受けること

ストロボなしでも写ってしまうので

もしも室内の電灯が切れるなら切った方が良いでしょう

まあ、実際には他にもお客様がいらっしゃるでしょうから

そのままで撮影することになります

ちょっと背景が色被りしています

もしも電灯が切れるなら出来上がりは下の様になります

最後に

まず1灯でこれだけの写真が撮れるのです

発泡スチロールの様なレフ板を使ったりもします

撮影は楽しいのです

もしも

シュミレーターで撮影の勉強がしたいなら

「set a light 3D」がいいです
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楽しみましょう。

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投稿者プロフィール

kojo okumoto
kojo okumoto
「誰でもどこでも簡単に」撮影できるフォトブース導入コンサルティング。企業の40代〜50代のリスキリングを動画、写真の撮影、編集でサポート。株式会社フォトサリュTEL:090-8800-8886 平日9:30−17:30
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