投稿日:2023年3月29日 最終更新日:2023年3月31日 記事制作:奥本 光城
set a light 3D(セットアライトスリーディ)は写真撮影のシュミレーターです。ウインドウズかMacで起動します。男女10名(女性6名、女児1名、男性3名)のモデルデーターとストロボ機材、撮影補助ツールや、家具や窓のような小道具が使えます。写真機材のセッティングやアクセサリーによる表現方法をシュミレートしたり、そのセッティングを記録したりできます。写真を学ぶのに最適なソフトウエアです。価格も安く無い分、しっかりとした実際の撮影に近い撮影体験が可能です。2023.3に日本語対応したばかりのこのソフトウエアで作った写真例を記事にしていきます。
2023.3.28 屋外風写真を考える:モデル名Amy
屋外風に撮るにはちょっと硬めの照射角も狭目のライトがそれらしくうつる印象を受けました。いきなり本番撮影でない状況で、シュミレーションできると撮影時にできることが増えますね。
2023.3.29 アンブレラライティング:直接当てない柔らかい光
アンブレラの光を部屋の反対側に向けて、その反射した光を使って撮影することで柔らかな表現となります。ISO感度を上げて絞りも開き気味で撮影することになります。キャッチライトの中心はアンブレラの中にカメラがある状態です。その周りに部屋の家具などの内装品が写り込みます。特に反射物が多い美容院の鏡や洗面台があるとその反射の写り込みが綺麗な場合があります。
このシーンでのキャッチライトは次の写真の様になりました。
ブルーの瞳なので確認しづらいかもしれません。黒目に変えてもう一度撮影してみます。
カメラマンを加えて、そしてもっとアップにしてみます。
カメラマンが白っぽい服を着て、撮影しているとしましょう。
でもご安心ください。アンブレラの前で逆光状態なので、白くても黒くても影として黒っぽく表現されるだけです。それも、シュミレートしておくと確信に変わります。
価格の目安として日本語での表記も始まりました。これから日本で学習用であり、実践用であり、そしてまた画像クリエーターやブログのイメージ画像作成の為に導入すると便利なソフトです。ぜひクーポンコードを利用してお得にスタートしてみてください。
2023.3.31 やっぱりビューティディッシュが使いたい
鼻の下の影が蝶に見えることからバタフライライティングと呼ばれる、前方顔の上方からのメイン光。
足元に向かって暗くなるグラデーション。黒く潰れない様にレフ板を仕様。
両サイドのエッジを際立たせる目的でグリッド付きのストリップバンクを仕様しました。
シンプルですがドラマティックな光だと感じます。
両サイドからのストリップバンクでの光はボディラインを綺麗に表現します。
洋服があっても、なくても綺麗な写真になりました。
明るい色のバックで髪の毛で暗くなっている目のあたりに光を入れるためにフロントライトを追加しました。
前方上方からの光の場合、前髪はない方がいいです。でも、どうしても前髪があるならフロントライトが必要です。
2023.3.31開放絞りでの定常光撮影
LEDなどのライトは輝度は高くて一見十分な光がありそうなのですが、ちょっと撮影には光量が足りません。
絞りの値を開けて背景をぼかす意図をもって、撮影することが可能です。
注意するのはその環境にある、室内灯などを消灯することです。
そして撮った写真は趣味テーター上で次の様な写真になります。
背景をぼかすために調整するのは、絞りの値を小さい値にして開いてあげること。
きちっと目にピントを調整することです。
そして、望遠側にするとボケます。そして、ズームレンズより単焦点レンズの方がボケます。
被写体の距離もなるべくカメラに近い方が背景がボケやすくなります。
画面上での見る人の視線を誘導するためにも、シンプルな画面構成にするためにも、
ピントの合っている部分のコントロールが重要になります。
投稿者プロフィール
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。