投稿日:2022年7月14日 最終更新日:2022年10月7日 記事制作:奥本 光城
シチュエーション
奥に窓
そして
昼間は太陽光が差し込む様な状況
今回はクリップオンタイプのストロボを何個か使って
作品作りをする工程を再現してみます
ストロボなしでの撮影で、できること
カメラの撮像素子は
人間の目ほど優秀でないのです
そしてその点が
カメラの魅力です
外光の強さをISO100 で F11にしています
もしも室内からの光がない場合は
逆光なのでエッジの部分しか写真に写りません
ストロボなしで、できること
・絞りを開ける
絞りを開けると
暗かった部分が少し明るくなりますが
明るい部分はどんどん明るくなって白飛びします
デジタルカメラで
白飛びはなるべく避けたい理由は
そこに色の情報がなくなってしまうこと
そしてノイズ(偽色)の出る可能性が出てくることです
しかも被写界深度(絞りが合う範囲)が狭くなるので
ピントの位置に注意する必要があります
わ、ブレちゃいました的になることがありますので
ピントがどこにあっているか確認しながら慎重に撮影しましょう
・レフ板を手前において暗い部分を起こす
レフ板の種類は白、シルバー、ゴールドそして鏡とかがいいと思いますので
いろいろと試してみると面白いです
アルミホイルをそのままや、一回クシャクシャにしてから広げて使ったり
いろんな反射板でいいと私は考えます
ちなみにシュミレーターでは思った様に結果が出ませんでした
ストロボを使おう
ストロボは瞬間光です
それによってブレにくくなります
わざと画面をぶらして
被写体だけストロボで写し込むことも可能です
設定
カメラの設定はMのマニュアルで
シャッタースピードは1/60 か 1/125 くらいで撮るか
ずっと遅くしてブレの中に芯を写し込むか
自分で表現方法を試してみてください
今はデジタルなので
コストフリーでどんどん試せます
ストロボはマニュアル発光で
細かく設定します
コツは
被写体までの距離と
光量調整を併用することで素早くセッティングします
発光部の小さなダイレクト光なので
光の質というより
スピーディーな光量調整を尊重します
1/1 フルの状態から
1/2 半分にすると、1絞り分暗くできます
写真を撮ってみて
1絞り分明るいのか、2絞り以上明るいのか
ちょっとだけなのかを感じれる目を育てましょう
ちょっとだけなら、ストロボの位置を遠ざけたり、近づけたりで調整します
昼
外の景色も写し込みつつ
素材の魅力を最大限に表現できる方法を見つける作業をします
暗い部分の光の起こしで使うか
キッカーライト(背景からの分離ライト)として使うか
夜
外光というライトが一つないという状態で
光をつくります
撮影場所の状況も写し込むなら
ベースになるライトと
メインのライトを考えます
ただ、ベースライトなして
背景真っ暗でメインとサブで構成すると
カッコいい写真が撮れるのも事実です
まとめ
もしもその場所の描写をしながら
お花も撮りたいのなら外光のはいるシチュエーションがを使いましょう
ストロボとレフ板を補助光的に使います
もしも外の描写が必要なくて
太陽光をひとつのライトとして使うなら
ディフューザー(透過するトレーシングペーパーみたいなもの)での
光質調整をしながら撮影しましょう
お花の魅力をじっくりライティングして撮るのなら
昼間でも窓のない暗いお部屋で
ストロボを何灯かとレフ版で撮影するといいでしょう!
今日もお疲れ様です!
投稿者プロフィール
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。