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愛犬の死で死と向き合うVo.3・Vo4(最終)

By奥本 光城

8月 11, 2019 #ペット

投稿日:2019年8月11日 最終更新日:2022年7月9日 記事制作:奥本 光城

Vo.3ペットとの別れ

毎日は普通に、立ち止まることなく過ぎてゆくので

娘は学校に、亭主は会社へ、妻はいつもの通り家事。

 

もう、あまりその日の事を覚えていない。

仕事中だったのか、仕事が終わってからなのか、メールだと思う。

 

後で聞くと、その日は一度もしたことのない事、

布団の上で走り回ったり、娘の部屋に入ってみたりしていたらしい。

いつもの様に、発作を起こしそのまま。

妻が家にいて、看取ってくれたのがありがたかった。

そして何よりもありがたかったのが、

嫁のお姉さんが食事をいろいろお惣菜で用意してくれたこと。

みんな沈んでいた。特に嫁さんが。

娘は嫁を気遣える立派な小学3年生だった。

 

それが、4月の後半で連休の丁度前に起こった。飛び石連休なので引き取りの

連絡にも困らなかった。

亡骸の引き取りを行政にお願いして、それまでの時間思いっきり泣けた。

 

今までの思い出を思いっきり家族でおいしいものを食べながら話した。

まさしく、お通夜だ。

 

本当に泣いたし、笑った。思い出話に花が咲いた。我が家族にとって最高の思い出になった。

とことん悲しんだら、笑いに変わった。

どうやって今後供養していこうか、家族で話し合った。

毛を切って、気に入ったガラスの容器に入れて供養することに決まった。

ガラスの容器を買いに、家族でショッピングにも出掛けた。

 

 

Vo.4その価値と意味

あらから、8年。平成21年のお話。

思い出の品を捨てることが出来たのも実は最近。

おもちゃやクッションや。ゲージは棚に組み替えたりして2次利用。

 

ペットとの別れも心臓疾患で発作という症状もあり、その発作の長さもだんだん長くなる。

そんな中で、死への準備もだんだんとしていて。

 

もちろんそれでも実際目の前で起こると、なかなかな経験でした。

思い出しただけで、すぐに泣けます。

 

ペットとの別れは、家族の結束力を高めてくれます。

家の家族の根っこの部分の団結力だったり、本音打ち明け力だったりは

全てわんこの死を一緒に乗り越えた同志としての精神的つながりから来ています。

 

わんこの死と人間の死は比べようがありません。

ザリガニの死とわんこの死について比べらないのと同じだと私は考えています。

 

大切なものが、手の内から離れて手の届かないものになる。

そんな、経験になります。学ばせてくれます。

 

人間の死はいつの間にか、突然やってきます。

親兄弟、家族、親戚。

新聞での事故の報道。

 

今をどう生きるか。どう挑戦するか。

過去の経験にどんな意味を見つけられるか。

真剣に終活する時期が近づいていると思う私は終活始めます。(47歳)

 

最後まで目を通して頂きありがとうございました。

ペットの死についての記事はなかなか見たいものではなかったかもしれません。

また、ペットの葬儀に関しても様々な考え方があると思います。

 

最後に、私たち家族は「ビーズくん」縁あってやってきたわんこを

大切に育てて来ました。家に連れて帰ってから、軽トラックの荷台に積まれて

交差点の角を曲がるのをマンションの通路から涙を抑えきれづ見送った、その瞬間まで。

 

それでは、

 

株式会社フォトサリュ代表の奥本でした。

 

 

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投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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