• 2024年11月22日 12:50 AM

スタジオ撮影は楽しい!光を操る創造力の世界#バンクとアンブレラ・ライティング

By奥本 光城

7月 3, 2021

投稿日:2021年7月3日 最終更新日:2022年10月7日 記事制作:奥本 光城

写真でこんにちは!

株式会社フォトサリュの奥本です。

今回はアンブレラとバンクを2セットで

ライトを作ってみます。

今回も「set.a.light 3D」を用いて解説します。

 set.a.light 3D - for Photographers

バンク2灯+アンブレラ2灯と黒のライトカットボード使用+背景紙

上記のような配置。

特に難しくは考えないで

バンクで挟み込むような前面からの光をつくりました。

光軸をバンクから遠いほうの肩 位くらいにすると(フェザーリングといいます)

ボックスの中心の一番光が強いところを遠くにあてられます。

肩まわりの立体感を出したくて

後方からアンブレラではさみました。

そしてどうしてもカメラに向かって前にライトがあるので

ハレーションカットの為とモデルの顔の中央に締まり(黒っぽい部分)を入れるために

黒いボードを設置

それぞれの露出について

右メインだけの光

バンク 長辺100cmくらいの大きさのもの

左メインだけだとこうなる

2つ合わせると下のようになる

1灯づつは弱めの光量ですが、2灯になってちょうど良くなるように設定します。

露出計で光をあわせる場合だと

撮影したい絞り値の2段〜1段位アンダーになる露出を目安に1灯づつ光をあてて、

2灯合わせた光を計って、それぞれの位置を微調整するとスムーズかと思います。

やり方は人それぞれかと思います。

毎回決まった方法で設定して、調整していけるようにします。

スタジオ写真撮影

人間の体は本当によく出来ています。

手の位置を動かすことを考えてみます。

例えばボールをキャッチするとき

空間を認識して

そこに手を最短ルートで的確に手を移動します。

シュミレーターで人を動かす時、

それぞれの関節の動きの組み合わせが

ポーズを作り出すことに驚きます。

背景をサベージの#20 ブラックにしてモデルを変更して撮影してみました。

 set.a.light 3D - for Photographers

 応用ライティング

3次元の物体を

2次元上で表現するためにライティングをします。

それぞれの光源は

リフレクター、アンブレラ、バンクなど変化させることが出来ます。

リフレクターを使った生光は硬いけどくっきりかっちり色鮮やかに表現します。

アンブレラはちょっと柔らかくしてくれて発色も良い、好きな光をつくれます。

バンクは柔らかな優しい光を演出してくれるので、絵画的肖像写真にぴったりです。

そして、ディフューザーをアンブレラの前においての傘トレ(トレーシングペーパー)光も大好きです。

リフレクターに光を反射させて大きな光の面でのライティングも出来ます。

そんなアイデアを育むのにも面白いライティングシュミレーターです。

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投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。
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