投稿日:2023年8月11日 最終更新日:2024年1月26日 記事制作:奥本 光城
写真とは
写真は、カメラで撮影します。
そして、立体である目の前の画像を平面である撮像素子に記録し、定着します。
カメラは、本体と、レンズで構成されています。
本体にはシャッターと撮像素子(昔でいうところのフィルムのように画像を記録する素材)のある暗箱で、中に入ってくる光の量を調整して記録する場所です。
レンズには絞りがついていて、中に入ってくる光の量を調整します。この絞りを調整するというのは絞り羽という複数の幕を調整して光の入ってくる道筋を狭める構造です。目を細めた時と同じように遠くも近くもピントがあったり、目を見開いた時と同じように背景がボケたりします。
そんな機材を使って写真を撮る時、最初に知っておきたい7つのことをまとめてみました。
以下に、写真撮影に入門する方々に役立つ基本的な知識を表形式でまとめてみました。
写真の7つの基礎知識
項目 | 説明 |
---|---|
露出 | 露出とは、センサーが光をどれだけ吸収するかを制御することです。露出オーバーだと写真は明るくなりすぎて画像が識別できなくなり、低すぎると露出アンダーとなり暗くて画像が識別しずらくなります。露光は以下の3つの要素で制御されます:シャッタースピード、絞り、そしてISO感度です。 |
シャッタースピード | シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いて光がセンサーに当たる時間の長さを示します。速いシャッタースピード(例:1/2000秒)は、動きを止めます。明るい環境が必要です。遅いシャッタースピード(例:1秒)は、もっと多くの光を取り込みます。夜景や星の撮影に適していて三脚が必要です。また、ブレや動きのある被写体のぼけを作画に活かす撮影ができます。 |
絞り(アパーチャー) | 絞りはレンズの開口部の大きさを制御し、光の量とピントの合っている範囲(被写界深度)を制御します。f/1.4のような低いf値は大きな開口部(多くの光と浅いピント深度範囲)を示し、f/16のような高いf値は小さな開口部(少ない光と広いピント深度範囲)を示します。人間の目なら見開いた目と細めた目の違いです。 |
ISO | ISOはカメラのセンサーの感度を示します。低いISO(例:100)はセンサーの感度を下げ、ノイズが少なくなりますが、より多くの光が必要です。高いISO(例:3200)は、暗い環境で撮影する場合に有用ですが、画像ノイズが増える可能性があります。基本はISO100。レンズの絞りと、その場の光の状況で上げていきます。 |
ホワイトバランス | ホワイトバランスは色の温度を制御します。屋外なら時間帯や天候、日向や日陰などによって環境の色温度は変化します。また室内や夜間など人口光源(日光、蛍光灯、白熱灯など)の下では、光源別に特徴ある発色をします。ホワイトバランスとは白いものをさまざまな環境光の下でも白く表現するバランスをとることです。ホワイトバランスを調整することで、色を正確にまたは創造的に再現できます。 |
焦点距離 | 焦点距離は、レンズとセンサー間の距離を示し、視野角(何が見えるか)とパースペクティブ(それがどのように見えるか)を制御します。短い焦点距離(例:18mm)は広角視野を提供し、長い焦点距離(例:200mm)は「望遠」視野を提供します。それにより、遠近感の表現に幅を持たせたり、背景をぼかしたりできます。焦点距離の選択と、被写体までの距離で作品を作り込みます。 |
RAWとJPEG | RAWとJPEGは、カメラが画像をどのように保存するかを示すファイル形式です。 JPEGは圧縮形式であり、カメラが自動的に調整を加えます。RAWは未処理のデータで、後処理で色温度や色調などさまざまな調整をした上でデーター作成できます。信号処理の面から見てRAWで撮影することが望ましいです。そして、フォトショップは契約し、ライトルームCCで全体の画像を見渡しながら現像処理するのがベストです。 |
写真撮影を学ぶならset a light 3D
いままで色々なカメラマンに出会ってきました。
ネットの有名比較サイトや、結婚式場などでです。
それなりにお金をかけて、勉強しなくては身につかないのがスタジオ撮影機材での撮影術習得です。
ストロボ機材は高価です。モノブロックタイプなら400W/sで¥150,000-くらい。そしてバンクも¥100,000くらいします。背景はスタンドと紙バックで¥40,000~くらいでしょうか。それらを用意して先生に教えてもらうから高いのです。
そしてテスト撮影には、友達や家族や、モデルさんの助けが必要です。そして自分の技術として撮影方法を身につけます。実際には設定を覚えるというより、セッティングの流れを覚える感覚です。
そこで、写真撮影のシュミレーターを利用して撮ってみたのが上の図の正体です。実際に3D空間でモデルや、背景、機材を自由に配置。そしてそれぞれの灯具の出力調整をして撮影します。撮影した写真はデーターとして保存できます。このソフトドイツのメーカーが作っている実際の商品が登場する本格的なシュミレーターなのです。2023年にやっとソフト自体日本語対応したので注目です。詳しくはオフィシャルホームページをご覧ください。https://www.elixxier.com/ja/set-a-light-3d/
set a light 3Dのお試しダウンロードと割引コード
15日間無料で使えるお試しダウンロードがあります。記録するとき、透かしが入りますが、それ以外の昨日は全て使って試せます。モデルの服装や髪型、ポーズを自由に設定できる感覚を試してみてください。そしてもしも購入するなら、割引コード「KOJO-10」と入力して下さい。これで割引になります。実は元、ストロボメーカーの営業経験がある縁で日本語対応する際にお手伝いをした関係でクーポンコードを発行してもらったので有効活用していただけると私も嬉しいのです。ちなみに、年に数回行われるスーパーセールの時もこのクーポンは有効です。覚えておいてください。
写真撮影の一番最初のあったらいい7つの知識とは
カメラの構造とその制御内容に関する知識を紹介しました。
これを覚えておいて、次に行うのは撮影です。自分の感性を表現するのです。
シャッタースピードのコントロールで、止まっているものを動いているように見せたり、猛スピードの被写体を止まって見せることもできるのです。
絞りを変化させると、背景がボケて色が混ざり合う瞬間に出会えます。
長時間露出(ずっとシャッターを開いておく)状態での花火撮影や天体撮影、そして都会の喧騒。
音を感じたり、匂いを感じたりさせる写真が撮れるのです。
まだまだ、スタートしたばかり。次の知的欲求はデザインだったり、動画撮影だったり。
どんどんスタートできますように!
投稿者プロフィール
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。