• 2024年4月19日 5:05 PM

写真撮影とは【カメラとレンズで像を定着させること】

By奥本 光城

2月 1, 2023

投稿日:2023年2月1日 最終更新日:2023年2月1日 記事制作:奥本 光城

 写真撮影は本当に楽しいです。カメラを持って出かけると、見える景色が違います。カメラの目になって出会う風景は、身近な街角の景色であっても魅力的です。そんな写真の魅力を解説します。

 

写真とは

イメージ・像の定着

 写真とは一言で言うなら、「目の前の光を定着させること」です。

映った写真光が像をなしていない、ボケのような光の点であってもそれは写真です。

 太陽から出た光が、物質に当たって反射した光をレンズでカメラと言う暗闇の中に取り込んで撮像素子に記録されます。この撮像素子は、昔はガラスだったりフィルムだったり。最近は電子部品であるCMOS(シーモス)で電気信号として記録します。

定着のための機材

 像を定着させるために、暗闇にレンズを通してイメージを呼び込みます。

光の量をコントロールするために、シャッタースピードと絞りがあります。このシャッタースピードと絞りの関係が適正であれば、写真が一般的に綺麗に見えます。

18%の反射率のグレーを基準としてカメラの露出の基準が決められました。緑の木々の葉っぱが綺麗に写るような明るさの写真です。世の中の物質の反射率のちょうど半分くらいのグレーです。

この色が綺麗な緑色になるように反射式露出計は設計されています。カメラの位置で露出が測れるので、遠くの山を撮影するのに便利です。もちろん、カメラに内蔵されています。

入射光式の露出系なら表示したままの露出で構いませんが、反射光式なら白いものはプラス補正、赤いものはマイナス補正などその色の反射率に応じて表示された値を変化させなければ正確な色表現ができません。

カメラ

 カメラとレンズは基本的には同じメーカーです。アダプターをつければ、他社のレンズが使えたりします。高いカメラはシャッタースピードが高速で切れたり、ブレ防止機能がついていたりします。現代の主流はデジタルです。一眼レフの新たな製造はしないと各メーカーが宣言していたりします。ミラーレス1眼レフカメラの時代と言えるでしょう。

レンズ

 レンズはさまざまなレンズの集合体で、解像度が高いものならクッキリはっきり写し込めます。解像度をあえてフィルターでおとしてソフトにしたり、古いレンズやカビなどがあることで独特なボケ具合が生じたりします。絞りで被写界深度(ピントが合っている範囲の深さ)を調整しながら光の量を減らします。前玉の大きさでレンズの最小絞り値が決定します。明るいレンズで、解放絞りで写真を撮ったなら、シャッタースピードは早く、ピントを合わせた位置の後方は綺麗にボケる写真になるでしょう。

 焦点距離と写真の移り方を解説した記事はこちらからご覧いただけます。

ストロボ

 人工的で強い光を照射します。一度コンデンサーという電子部品に電気を貯めてから、一気に放出すします。カメラについていてポップアップするものや、カメラメーカーの純正ストロボ、ストロボ専門メーカーのものや、業務用の高出力のものがあります。

 キセノン菅内部の電極間に電圧を一気にかけることで、比較的太陽光に近い光質の人工光を作り出します。安いものなら短めの直管発光部、高いものは発行管の長さも長いし、使うコンデンサーの配列調整が容量調光方式なら、出力による色温度の変化しないストロボになります。

 クリップオンタイプのストロボは、カメラのホットシューに取り付けたまま使う方法とTTL延長コードでオフカメラで使う方法があります。最近では無線での連携ができる種類があります。3つのパターンを使い分けることでテイストを調整できます。硬さと強さと方向の使い分けのためのアクセサリーを上手に使って、自分好みのライティングで写真を撮りましょう。

露出計

 撮像素子に標準的な濃度の写真を撮るために必要な光の量を測定する機械のこと。入射光式と反射光式があります。

入射光式露出計

 入射光式はカメラに内蔵されています。一眼カメラの測光方式はさまざまで、中央部の露出をピンポイントで測るか、画面を分割してその平均を出す測光など各社さまざまな努力を重ねています。

 カメラが決めた露出よりプラスに補正すると全体的に明るく、白っぽく、浅く色が表現されます。マイナス補正をすると暗く、黒っぽく、濃く色が表現されるのです。自分の写真、自分の感性を表現するなら必須事項です。

反射光式露出計

 反射光式露出計は独立した機械で電池を入れて使います。光を測定する部分に半球体がついていて立体物の露出を被写体の位置で計測。この方法の場合、被写体の色、反射率に関係なくその場所の光の量が測定できます。業務用のストロボライトの光量を測定する場合に使うことが多いので、ストロボメーターと呼ぶことが多いです。

フィルター

 レンズに使って使うフィルターとストロボの光に色をつけるフィルターがあります。レンズに使うフィルターは色調を変化せせたり調整するためのフィルター、波長でカットする抜けのよくなるフィルター、回転させて使うことで反射を減らすサーキュラーPL(ピーエル)フィルター、ハイライトをにじませたり、点光源が星のように輝くようなフィルターもあります。

三脚・一脚

 カメラの撮影範囲を固定し、ブレを抑えるためのアクセサリーです。朝晩の光の少ない時、長時間露光でしっかりと写し込む風景写真や、天体写真には必需品です。また、商品撮影や人物撮影、特に証明写真撮影時に顔の形をしっかりと正確に写し込みたい時も使います。レリーズの併用でシャッターを押すタイミングでのブレも無くしましょう。

 ストロボメーカーで営業をしていた期間、実はベンロの三脚を扱っていました。すごくしっかりとしていて価格も手頃。有名三脚メーカーの技術力で安心して使えます。同じ形式でアルミニウムとカーボンファイバーが選べた記憶があります。価格と重さが大きく変わります。三脚とかでもよく工夫されていて、一本だけ外れて一脚利用ができたりします。

BENRO ベンロ 三脚メーカーの公式サイトはこちら

フォトジェニック思考

 写真に撮って絵になるかどうか。写真を見た人に何を伝えられるのか。3次元の物質、物体を2次元で伝えることを意識します。

 そのために重要な要素は構図、シャッタースピードによる表現方法、被写界深度(ピントが合っている範囲)の効果、全体のトーン、影と光のバランス、画面内を占める色の割合、被写体のブレとカメラのブレによる表現、光源の色温度とカメラ設定の調整による色味の表現などさまざまな要因があります。撮影者は魅力的な被写体、あるいは魅力を被写体に見つけ出します。

魅力を最大限に表現するために画面構成や視線の誘導を考えて工夫して写真を撮ります。一枚の写真に物語を感じてもらえるように考えます。

構図

 比較的画面構成上、バランスが取れていて安定して見える構図の基礎です。実際にはこれらを知っている上で崩して使ったりします。さまざまな構図の基本パターンがありますが、私が覚えて欲しいのは3分割法と黄金比構図です。明るいところと暗いところの比率や色合いの比率、水平線の位置など決定する際の基本的な数値は1/3。そこから、1/4、1/5と調整することで自分らしさを出していけるのです。

3分割構図

 被写体を写し込む場所を決めたり、ピントの合っている場所を決めたりします。画面を上下に3分割、左右方向に3分割して交わる4つの点のどこかに被写体を置くと比較的簡単に構図を克服できます。そこからちょっとずつ内方向にずらした点あたりが、黄金分割法のポイントになるのです。

黄金分割法

 4つの角を対角線で結んで、そこに4すみから垂線をを下ろして最初に引いた対角線と交わる場所の4つの場所に被写体を置きます。

その他いろいろ

 写真をはじめてすぐに経験者に言われること、あります。それは日の丸構図にならないようにね、そんな言葉です。日の丸構図とは日本の国旗のように、真ん中に被写体を配置することです。

 一昔前のコンパクトフィルムカメラなら、オートフォーフォーカス(半押しで自動でピントを合わせてくれる機能)の測距ポイントは中央にしかありませんでした。そのため、ピントがずれないように真ん中に被写体を置くことが一般的でした。

 もちろん、中央でピントを合わせて半押しのまま構図を整えて撮影する人もいましたけど、大半はそのままシャッターを押していました。あえて中央に被写体を持ってきたんですという、明確な目的を言葉にできるなら日の丸構図も表現に効果的な場合があります。

 魅せたいもの(魅力的に見せたいもの)を三角形になるように配置したり、左右対称、上下対称、トンネルの中に入れたり、額縁に入れたり、前方と後方を意識させたり意図をもって表現するからたくさんの構図が生まれます。一つ一つを覚えるといいうわけでなく、画面の中に緊張と弛緩をうまく作ってリズム感を生み出すように心がけます。

シャッタースピードによる表現方法

 シャッタースピードを早くすると、その分絞りを開けて取り込む光の量を確保します。遅くするとその逆で絞りの値を大きくします。それでも足りない時は、ND(エヌディ)フィルターをつけて調整します。

 シャッタースピードをあえて遅くする代表的なシーンは、人流や水の流れなど動きのあるシーンです。例えば噴水の写真をとるといいでしょう。カメラのモードをシャッタースピード優先にして高速でシャッターを切れば水は粒となって止まって写り、低速にすると水の流れがぶれて絹の様な流れとして写真に写り込みます。スクランブル交差点で一人の止まっているモデルさん以外が流れて見える写真は光の量を調節するNDフィルターを使って長時間露光で撮られています。

被写界深度(ピントが合っている範囲)の効果

 レンズに付いているものとして、絞りがあります。羽の枚数などメーカーによるこだわりの多い分野です。F値と呼ぶレンズの絞りの値はF1.4・F2・F2.8・F4・F5.6・F8・F11・F16・F22・F32と決まっていています。例えばカメラをマニュアル設定で、F4で撮影してみて暗い写真だと感じたら、一段あげてF2.8で撮影してみるという使い方です。

 このF値は少ない数の時、絞りが開いた状態です。人間の目なら目を見開いた状態です。この状態で近くに指を持ってきてみると背景がボケます。ピントが会っていない状態になるのです。写真でも同じ様に手前の一点にピントを合わせると奥がボケて綺麗な写真が撮れます。

 F値を大きいものにしていくと、人間の目なら目を細めた状態になります。同じ様に指を近くに持ってきてみても、背景が目を見開いた状況に比べると背景がそれほどボケていないことに気づきます。カメラ用語ではこれを被写界深度が広いと言います。ピントが合っている範囲が広いという意味です。この被写界深度はレンズの焦点距離が小さい(広角レンズ)ならより広く、焦点距離が大きいレンズ(望遠レンズ)なら狭いという事実と掛け合わせてその効果を利用します。

全体のトーン

 一つのテーマで写真を撮り進めて、一つの部屋、ギャラリーで展示会を開催すると想定します。

 テーマでトーンを決めるのか、作者のトーンでさまざまなテーマを魅せるのかが創作物の面白さです。ただ、あまり視点とトーンが変化しすぎるのは、見る側にいい影響を与えません。作品展示は謎解き会場です。お客様は少し緊張しながら写真展に足を運び、入り口で記帳して写真を見始めます。

 「いったい何を表現したい写真家さんなんだろう」

 一枚目の写真をみて、わかる場合もあればわからない場合もあります。そして、次の写真へと進んでいきます。気になるのはカメラアングル(カメラの高さと角度)と色調と明暗のトーン。何か特別に主張したいものがあれば別ですが、全体で一つの物語を魅せるならカメラアングルと色調、明暗のトーンは統一されている方が見やすいし、混乱しないのです。

影と光のバランス

 人間の目は優秀です。明るいところと暗いところ、ほぼ同時に綺麗に見えます。何かに注意が向くと、すぐに望遠モードに切り替わるし、明るい時も暗い時もほぼ一定に見えるように瞬時に対応しようとします。

 カメラの撮像素子は違います。容量があります。この範囲からこの範囲までという範囲のことを、ラチチュードと言います。ネガのフィルムに比べると、デジタルカメラのラチチュードも狭いのです。明るいところと暗いところを同時に写し込むことができないのです。そこで、最近では、明るいところと暗いところをそれぞれ自動で写真を撮ってくれてそれらを合成するHDRという機能もありますが、被写体が動いている場合のブレには注意が必要です。

 カメラは明るいところだけ、暗いところだけしか撮れないと認識しておきましょう。それを考えて画面構成のバランスをとります。影の部分を2/3、日が当たっている部分を1/3。そして露出(撮像素子に届ける光の量)を影か日向か、その間かに合わせます。それだけで同じ写真でもバリエーションが広がります。その中にあなたの撮りたい、そして誰かに見せたい写真がありますか。

画面内を占める色の割合

 画面内でさまざまな色が混在する場合の色の割合にも気を配ります。お花の写真の場合、アングルが高すぎて背景が茶色い土、地面にならないように撮影します。地面スレスレにカメラの位置を下げて、その背景の花の色に気を使います。絞りを開放付近で背景をボカして撮ることの多いシチュエーションです。同系色でまとめるか、反対色で強調するか、ちょっとした背景の色のバランスで写真が変化します。

被写体のブレとカメラのブレによる表現

 被写体の動きをうまく利用して、動きを表現することができます。回転木馬などの遊園地の乗り物、橋の上を行き交う車のヘッドライトと、テールランプ。

 走る馬や、電車をスローシャッターで追いかけながら撮影すると、被写体は止まった状態で背景が横に流れるように写真を撮ることができます。

 街の喧騒を表現するになら、カメラがぶれているような写真にも芸術性を感じる瞬間があります。写真は自由です。とにかく撮りたい時に自分の撮りたい方法で撮れることが大切です。

光源の色温度とカメラ設定の調整による色味表現

 太陽光と人工光があります。白いと人間の目には見える光も人工光は偏りがあるものがあります。それらの違いを知るためには色温度の概念が必要です。これはケルビンで表現されます。そして、分光計を使うと光の成分がわかります。LEDライトの中には極端に赤色成分がないものがあります。蛍光灯や水銀灯など昔の体育館で使っていた電球などのグリーンの色被りはプリント時の補正が大変でした。環境の光の色温度を知って、カメラの設定をどうするかで色味は調整できます。

色温度を5500K(デーライトフィルムの色温度)に固定する

 リバーサルフィルム(スライド用フィルム)で長い間写真を撮ってきました。自分の露出で撮影できて、現像したらカラー写真をスライドの状態で楽しめます。プリントは反射光で楽しみますが、スライドは透過光で楽しみます。色の表現が素晴らしいのです。デーライトリバーサルフィルムの色温度は5500Kでした。このフィルムで夕方写真を撮ると色温度が下がっているのでアンバー系に写ります。日陰なら青っぽく、曇っていても青っぽくなりました。当時は経験と知識という形で処理して、その都度色の着いたフィルターを使って強調したり補正したりしました。

 JPEGの写真は5500Kで固定しておくと写真ぽい写真が撮れます。

オートホワイトバランスにしてあると、いつでも白いものが白くなるような写真になります。せっかく暖色系の綺麗なライトの下にいても、雰囲気はあまり変化しません。

自分の好きな色温度に設定する

 例えば表現方法として、ずっと赤っぽい写真を撮り続けたいとか、青っぽい写真を撮り続けたいとかはアリだと思います。白いものが白く表現したい写真もあれば、そうでない感情を伝えたい写真もあります。昼のような夜と撮ればいいし、夜のような昼を撮ったり、赤い空を見上げたり、黒い海を覗き込んでもいいのです。

スタジオ写真は光の芸術

 スタジオは第二の暗箱の様だと思えるのです。第一の暗箱はカメラ本体のことです。カメラの中の光の状況は、シャッタースピードとレンズの絞りによって制御されます。そして被写体もスタジオという暗箱に入れて、被写体にあたる光もコントロールします。それはあたかも、真っ暗闇に投げ込んだ被写体に光という筆で、実際の色を書き足していく芸術の様です。

スタジオ内でのカメラの設定

 シャッタースピードは1/60、または1/125にします。そして(ISO感度100)なら絞り値はF11を目指します。メインライトのF値を5.6からF8くらいにするとフィルライトと合わせて大体F11くらいになります。そんな写真館のライティングについてはこちらから詳しくご覧いただけます。

商業写真スタジオとコマーシャルスタジオ

 商業写真館さんは型物写真が得意です。伝統の振り付けのある写真で、勉強会などで習得する技ありの決めポーズです。昔から変わらないので、反対に古臭さも出ないという不思議な写真です。

 コマーシャル型の写真は、伝統的ではないけれど雑誌の様な自然な写真が好まれます。ライティングも自由です。自然光を取り入れた明るいハウス写真館さんなどはコマーシャルスタジオ系になります。デジタルカメラが普及したことでより身近に感じられる写真の形態となりました。

【商業写真館とコマーシャルスタジオ】ライティングの違いは最終出力物の時代性の表現

証明書用の写真撮影をどこで撮影するのか

 証明写真はトップにライトがあるところを私は選びます。トップライトは肩筋と黒髪にハイライトを入れるための重要なライトです。髪の毛の色や量で光の量や方向を調整する必要があるため、トップライトのない証明写真撮影も多く存在します。そんな証明写真の写真撮影についてはこちらで詳しく解説しています。どんな写真で証明写真を撮影して欲しいのか、判断するために知っておきたい知識です。

商品撮影を撮るということ

 商品の魅力を正確に伝える写真を撮影します。正確な写真とは色と形が正確に近い形で表現されることが重要です。正確に近い形と書いたのは、見る側のディスプレー環境とそれを見る環境光に影響されるからです。発信する側はできる限りの色調・調整が必要です。

 カメラを三脚に固定し、商品の外箱や商品本体が綺麗な形に見える様に配置します。色についてはプリセットホワイトバランスをとること、カラーチャートを撮影してディスプレーでの見え方をチェックしつつ色調整の作業します。販売サイトに使用する場合、商品部分を切り抜いて白い背景で出品することが義務付けられています。自社販売サイトのイメージ戦略で写真を撮るか、大手販売サイトの方式を真似るのかの選択が必要です。上品で洗練されたイメージの写真が好まれます。

 物撮りの為の商品撮影について

スタジオ写真を上達させることのできるスペシャルなソフトウエア

 コンピューターのソフトの中のスタジオに、家具や背景をセット。モデルに立ってもらいます。そしてさまざまなライティングツールを利用して、綺麗な写真撮影をすることを目指します。モデルのポージングを変化させたり、服装、髪型、好みのメイクを選択することができます。そんな素晴らしいソフトウエアがあるのです。

set a light 3D Studio & Basic

 ドイツの会社が作っているソフトウエアです。今の所、英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル、スペイン語、韓国語に対応しています。私は英語アレルギーはないので問題なく使えています。ライティングを説明する時にすぐに画像を作れるところがとても重宝しているのですが、他にも雑誌に乗っている写真のライティングを再現してみたり、ポージングを試してみたりできます。まるでミニチュアのセットを操作する様にお家を作って、撮影環境を確かめることもできます。

set a light 3D(セット ア ライト スリー ディ) の公式サイトはこちらです。

まずはお試しダウンロードが無料です。ダウンロードするだけでその全ての機能をお試し頂けます。

そんなソフトウエアもStudioとBasicがあるので違いを紹介しているホームページはこちらです。

写真の価値や評価は、写真を見る人にゆだねられているということ。

コンテストで良い賞をもらうにはそのコンテストのスポンサーや選考される先生の好みにプラスアルファの要素が必要です。

お店のオープンなら、後から見てもうれしさが込み上げてくる来るような明るい写真が望まれるでしょう。

個展を開くなら何を伝える個展にするのかというコンセプト、それに惹かれて集まる観覧者の求めるものに近いものから引き延ばす写真をセレクトすることになるでしょう。

 

撮影者はただ目の前の魅力ある被写体に思いっきりぶつかる様に撮影をする事しか出来ないと思います。細かく考えると、最終出力サイズによって写真内の空間の撮り方や被写体の大きさが変わってくるので、寄りも引きも全部取っておかなきゃいけないとは思います。考えすぎると大変なので考え過ぎないけど、全部同じように撮るだけでなく、アップがあれば全体も写しておくような撮影すると、写真から作る動画や写真集上での構成に役立つこと間違いありません。

「なぜこの瞬間なのか」、「いったいこれは何を撮っているのか」といった謎解き推理の時間。

謎が解けるまでの時間が短いと、「ふん、ある、よくある」と思われ

謎が解けるまでの時間が長いと、「何撮ってんだか分からねぇ」となるのです。

少し考えさせられて、はっと気づいて、くすっと笑える様な写真は素敵です。

一方、何でもないけど見ていられる箸休めの様な作品も 展示会では貴重な写真です。

生か死か、水か火か。個か群衆か、日本か世界か。

難しそうに書きましたが、写真撮影には絞りとシャッタースピードとで決める撮影者の心の露出と、レンズと被写体までの距離とカメラの位置と傾きで決める撮影者の心の構図しかありません。早く覚えて毎日実践して、楽しい創作活動に力を注がれる事が大切です。

と、自分に言い聞かせております。

お付き合い頂きありがとうございました。今の自分を表現し作文しました。日々の作品作りは楽しいですから、朝晩の涼しい時間帯のお散歩にカメラをもって出かけましょう。

Follow me!

投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP