投稿日:2022年1月9日 最終更新日:2023年1月4日 記事制作:奥本 光城

シチュエーション
本日のお題はお家写真館
つまり、普通に
居間での撮影をシュミレートしています
天井から下がっている照明の位置が重要です
シュミレーションなので家具や人ではなく
照明の位置を調整しました
実際にはその場所に人物が配置できる様に全体をセットします

天井からのライトと
テーブルの上のランプやロウソク型照明
ソファーと壁の間に自立型ランプを配置
位置的に一番重要なライト
一番調整が難しいけれども重要なのが天井からのライト
頭の髪の毛と片筋には光が入っても
決して顔に光が入らない位置を厳守します
顔の前面の光は
移動できるランプで調整します
撮影感度設定
最近のデジタルカメラは
高感度設定でもノイズの少ない綺麗な写真が撮れます
レンズの明るさや絞り値とシャッタースピードの関係で
ISO1600や3200なんてこともあっていいのです
シャッタースピードが遅すぎると
ブレた写真になります
シャープな写真がいいですが、あえてブラして撮る表現もあります
定常光ではあえてブラして
シャッターが閉じる直前にストロボを発光させる後幕シンクロ撮影もあります
とにかく表現方法がたくさんあるのが写真の楽しさです

ホワイトバランス
カメラのホワイトバランスがオートになっていると自動で調整してくれます
私はできれば色温度は自分で調整したいと思っています
リバーサルという、スライドフィルムで写真を覚えた経験上ですが
マニュアル設定で5500K(ケルビン)あたりに設定しておけば面白いです
上のシュミレーションでは5500Kに設定しています
光源による写り方の違いがよくわかります
赤い光やあおい光、緑の光などを意識できる様になります
他方次の写真では色温度を3500Kに設定して撮影しました
少し赤みが減りましたが、雰囲気は残っていると思います

配置図にはストロボが設置されていますが電源を入れていないシュミレーションを2つ紹介してきました
次はストロボ光のミックスをしみます
ストロボ光
今まで環境光に合わせて感度や色温度を調整してきました
そこにストロボをプラスします
赤味のある光に合わせて色温度調整した中に
色温度が高めのストロボ光がミックスされます
青味の強い光が加わるのです
なので環境光との色温度の差が出過ぎない様に
ストロボにフィルターをかけて調整します
まず、色温度調整のフィルターのないストロボを使うと次の例の様な青い写真になります

一番強いメインのライトに合わせて色温度調整をするのが基本になるので
カメラの色温度設定を5500kにすると
青味が抜けた上で定常光の赤味がまして雰囲気の良い写真が撮れます

赤味は暖色系とも言えます
環境光にストロボを入れて雰囲気のある写真を撮影するのが手っ取り早いと思います
もう一つの方法は
色温度設定は3500kのまま
追加するストロボに色温度変換フィルターを使用することで
全体の色温度をコントロールすること

この方法だと
電球の色味があっさりとした感じになっているのが分かります
まとめ
ご理解頂けましたでしょうか?
色温度での表現方法は
カメラ側の設定と
照明側のセッティングの差で生まれるのです
オートにばかりしていると気付かないのです
本当に面白いので
マニュアルで5500kにしてみましょう
そしてとってみて
ちょっと赤いな、青いなと感じた時は
ストロボを1灯使ってみましょう
天井に向けて当てるのも正解
側面の壁や床にぶつけてみるのも正解
楽しみましょう!
私の使っているシュミレーターはこちらです!
写真でこんにちは!
株式会社フォトサリュの奥本でした。
投稿者プロフィール

- 株式会社フォトサリュ代表
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。
最新の投稿
株式会社フォトサリュ2025年2月4日ビジネスを加速させる!宣伝用動画制作サービス
写真撮影全般2025年1月21日スマホで切り取る、日常のアート
スポーツジム経営者のための写真撮影テクニック2025年1月5日ストロボを使ってテニス選手のイメージ写真を上手に撮る方法
日常ブログ2024年12月29日終活を考えて遺影写真を準備する