投稿日:2021年10月21日 最終更新日:2023年8月25日 記事制作:奥本 光城
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定2.jpg?fit=640%2C396&ssl=1)
子供の写真撮影は親の特権。
ちょっとしたコツを知って人に褒められる写真を撮れる様になりましょう。
カメラの位置と傾き
これはスマホでもコンパクトカメラでも
一眼レフでもフィルムカメラでも同じ。
写真を撮る高さで背景のうつり方が変わります。
お子様の背の高さに合わせて写真を撮ることが大切。
理由は背景の写り方の差。
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-154818.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
上から撮ると背景が地面になります。
けして、悪いと決めつけるわけではありません。
きれいな色のカーペットやおもちゃが散乱しているなら
きれいな背景になる場合もあります。
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-154958.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
ちなみに上の二枚は絞り値を小さくして
背景がボケる様な設定にしました。
スマホならポートレートモードにすると良いでしょう。
絞りが変えられなくて背景がボケないと
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-154807.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
こんな感じになります。
床の状況をもとにもどして
カメラのポジションを下げると
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-154745.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
背景に子供が置かれている環境が入り込みます。
絞りはF11でのシュミレーションです。
背景までピントがあってます。
絞りをF1.4にすると
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-155538.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
より背景がボケます。前にあるベットの足もボケてます。
被写体の前にある物質のボケを前ボケ、
被写体の後ろにある物質のボケを後ボケと言います。
前ボケのほうが強いので、あえて何かを配置する撮影法もあります。
なぜ背景をぼかすのかというと
撮りたいものに注目させる為です。
背景に気になる形がはっきり写っているとそこに
目が一度いってから戻ってきます。
上から撮るとカメラの角度もついてしまいます。
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定-1.jpg?resize=300%2C186&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定2.jpg?resize=300%2C186&ssl=1)
その角度はものの形をゆがめます。
カメラのレンズに近いものは大きく遠いものは小さく写ります。
人の形だと気づきにくいのですが立方体だとよくわかります。
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-162906.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-162932.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-162953.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2021/10/Shot-20211021-163025.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
撮りたいもの(被写体)と水平、垂直の平行線上の面の上に
撮像素子(カメラの光を電子信号にかえるところ)を配置することで
正確な形を再現します。
それを知った上で角度を付けて撮影するか判断します。
顔の向きや体のポーズで写真が劇的に良いものになるのはこのためです。
なので、
いろんなところから撮影しましょう。
お気に入りのポジションを見つけて覚えておきましょう。
撮影は時間のある時と無いときがあります。
ここぞの時があるのです。
カメラの設定
ここまでのシュミレーションのレンズの焦点距離は50mmの標準レンズ。
F1.4までの性能のレンズなら単焦点を使います。
もしもF1.4がなければそのレンズの絞り値の一番小さな数字で撮影しましょう。
お子様の目に正確にピントをあわせることが重要。
最近のカメラは便利なフォーカス機能が充実しています。
基本的にはカメラに近い方の目にピントを合わせます。
基本とずらしを撮るのが写真の楽しさ。どっちも撮って見ましょう。
背景をデザインする
実は
子供の写真を撮る時
ずっと考え続けるのは背景の事。
ぼかしても何のボケか分かる様な中間の絞り値を見つけることもテクニックです。
絶対的にぼかして色の成分だけ画面構成に使うのもテクニック。
お子様は最善の被写体。
たくさん写真を撮りましょう!
投稿者プロフィール
![奥本 光城](https://i0.wp.com/photosalut.com/wp-content/uploads/2023/01/cropped-kinoko-19.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
- 株式会社フォトサリュ代表
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。