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【クリップオンタイプ・ストロボ撮影のコツ】3つのパターン(位置とアクセサリー)

投稿日:2022年12月22日 最終更新日:2022年12月22日 記事制作:奥本 光城

 ストロボ撮影をする時、3つのパターンを使い分けることでテイストを調整できます。硬さと強さと方向の使い分けのためのアクセサリーを上手に使って、自分好みのライティングで写真を撮りましょう。

ストロボの位置による効果を知る3つのパターン

 まず、基本的なカメラのセッティング、設定からお知らせします。蛍光灯やLEDのある通常の部屋ではカメラの設定で一枚写真をストロボなしで撮ってみます。もしも、それで写り込みがあれば室内灯を消したりカーテンを閉めたりします。全ての光をストロボ光だけで写真を撮ります。灯具によって、光には色温度や分光特性(光の持っている光の色要素)に特徴があるのです。

1/125 F8 (ISO100)で撮影してみます。

ほぼ、真っ黒で何も写っていないように見えます。そこに光をどんどん加えていくことがライティングです。日常生活では、室内で撮る時には光の量が足りないので、手ブレや室内灯の変な色被りを防ぐためにストロボを使います。最近のスマートフォンはレンズの明るさも、ホワイトバランスも、手ぶれ補正も優秀なので、何も考えなくても綺麗な写真が撮れます。ミラーレスカメラも手ぶれ補正がありますが、感度設定と絞りをマニュアルで設定することで特殊な撮影環境を作り出してライティングします。シャッタースピードは1/125、1/60です。LEDの表示部分を撮影に取り込むならシャッタスピードを遅くしなくてはならない場合もあります。そして絞り値はF11やF8あたりが多いです。イメージとして背景をぼかしたいなどの理由があれば光量を落として絞り値を開ける撮り方もあるでしょう。環境光の影響を受けやすくなるので注意は必要です。

1.正面からストロボ光

 カメラに内臓されたポップアップ式のストロボや、クリップオンタイプのストロボならオートでこんな写真になります。撮影するカメラのちょっと上あたりからのダイレクトで強い光をあてると、後方斜め下方向に影ができるので目立ちません。その結果、立体感は表現できていません。でもしっかり写っています。ストロボライティングでこの正面からの光のことを目的名では「フィルライト」、設置場所名では「フロントライト」と呼びます。メインライトで出来る影を弱めてあげることと、被写体の発色をよくすること、目の中にキャッチライトを表現することが、主なフィルライトの役割です。次に、ライトだけ右の方にずらして撮影してみます。カメラからストロボを離して撮影するためには、TTL延長コードや無線スレーブユニットなどカメラメーカ製のものかアクセサリーメーカのものを利用する必要があります。

2.横方向45度の光

影が、ストロボを移動した右側の反対側、被写体の左側にできました。顔を見てみると向かって左側の顎や首筋に影ができました。正面からの光に比べると立体的な写りです。夕方の太陽が低い位置に移動した時の写真に見えます。朝方や夕方の時間帯をイメージさせる光です。人間は自然界にいて、一つの太陽の元生活してきたので、目立つ影が2つ以上あると違和感をすぐに感じる生き物です。そしてその後、上方斜め45度になるようにストロボをセッティングします。

3.横45度、上方45度の光

 影が斜め45度に落ちるようになりました。実はこの光が写真撮影に基礎になります。レンブラント光と呼ばれます。1番立体的に被写体を表現する光です。この光を使うことで、写真とかディスプレー上の縦横しかない2次元空間に3次元である立体物を表現することが出来るのです。

 クリップオンタイプのストロボで縦の写真を撮る時は、ストロボの位置とその逆に出来るであろう影を想像しながら撮影することをお勧めします。上の写真はカメラを左方向に回転させての撮影例です。人物の顔の向きの逆方向に影を出すことが一般的ですが、あえて逆に出すことも表現です。と言うわけでストロボの位置とその結果についてお話ししてみました。次にアクセサリーを3つ紹介します。

ストロボライティング応用(3つのパターン)

1.ストロボの光を反射して大きな光源を作って柔らかくして影がはっきり出ないよう

 内臓ポップアップストロボは角度を変えることができません。クリップオンタイプのストロボを購入して初めて使える撮影方法です。1番簡単なのは天井に向けて光を照射しての写真撮影です。環境光をミックスされて自然な出来上がりです。私自身が1番使ったのは赤ちゃんの撮影です。デリケートなおめめにちょっとでも優しい撮影方法は思い選んだのは、天井バウンスでした。白い壁なら壁バウンスもいいです。ちょっと大きめのレフ板を仲間に持ってもらい、そこにバウンスさせて作る大きな光源でもいいでしょう。大きな発光面を意識すると撮影の幅が広がります。

2.ストロボをアンブレラ仕様にする

ブラケットをアンブレラを必要に合わせて購入する

カメラやストロボの種類似合わせて購入して頂く必要があるのでご注意を。

3.ストロボにバンクを付けるか、ディフューザーを取り付ける

 光を透過するような薄さのトレーシングペーパーや半透明のビニールなどを、ストロボと被写体の間に設置することで光の影を抑えた柔らかいライティングをすることが可能です。クリップオンストロボでの機動性が求められる撮影なら、小型のバンクをストロボに付けるのが効果的です。

クリップオンタイプのストロボ撮影のコツ

 環境光とストロボ光とのマッチングがうまくいくなら、フォトショップなどの画像編集ソフトでのレタッチがスムーズに処理できます。そのために、バウンス光が変なグラデーションを作ってしまったり、背景が暖色系なのにストロボの当たっているところだけ極端に青かったりしないほうが補正、加工がしやすいです。ピントのずれと手ブレは修正できません。