• 2024年4月27日 7:26 PM

set a light 3Dで生成Aiで作ったモデリングデーターをアップロードして撮影する方法

By奥本 光城

1月 26, 2024

投稿日:2024年1月26日 最終更新日:2024年1月26日 記事制作:奥本 光城

セットアライト3Dにアドオンタイプの3Dインポーターを購入すると、生成Aiで作ったデーターをインポートして撮影小物として使うことができます。ちょっとコツが必要でしたので忘れないうちに書き残しておきます。簡単にいうと生成Aiでglbという拡張子のデーターを作ってダウンロードして、それをBrenderを使って.fbxで保存して、色情報も出力情報に加えて、set a light 3Dにて読み込みます。そこで写真を撮って、それをまたAi作画の元にするなんていう作画方法が可能になります。

set.a.light 3D - für Fotografen

AIで生成された3Dモデリングデータの準備

  • AIを使用して3Dモデルを生成する基本的な手順。
  • 生成した3DモデルをSet a light 3Dで使用可能な形式(例: OBJ, FBXファイル)に変換する方法。

今、ここでお知らせする生成Aiは「Tripo Ai」です。まだできたばかりなので自由に3Dデーターを作り出すことができます。私はグーグルアカウントでログインしています。テキストからの3Dデーター作成や画像データーからの3Dデーター作成が可能です。ドラフトで大体大まかなデーターを確認してから、ジェネレートして詳細なデーターを作成します。今のところここでダウンロードできるデーターの形式は.glbだけでした。このデーターを直接set a light 3Dで読み込むことができなかったので、他のファイル形式に変更する必要がありました。時間をかけて、色々試しましたが私は.fbxしかうまくいきませんでした。

「Pinball arcade game. good old america.table with leg.long.」というちょっと怪しい英語で思いつきを打ち込んで作ったピンボール台です。

ジェネレートするには少し時間がかかります。数分です。ダウンロードが完了したらBrenderに読み込みます。Brenderは無料で使える3Dモデリングソフトです。https://www.blender.org/download/ にてダウンロードしておきましょう。このソフトは色々なことのできるソフトです。ここで最初に一つだけお伝えするのは、キーボードのxのボタンです。xを押すと最初に出てくる白い正方形の物体を削除できます。削除しておきましょう。

set.a.light 3D - für Fotografen

1.ブレンダー画面上部のファイル→インポート→glTF2.0(.glb/.gltf)を選択して生成Aiで作ってダウンロードしたファイルを選択します。

2.ブレンダー画面上部のファイル→エクスポート→FBX(.fbx)を選択してファイルを自分で決めたフォルダーに保存します。

エクスポートの設定は特に必要ありません。変更しないでそのままFBXを作ります。

3.ブレンダー画面上部のテクスチャペイントを選択します。画面の左上部のメニューバーの2段目の画像→名前をつけて保存→fbxの保存先と同じフォルダーにテクスチャー専用ファイルを作って保存します。

ここまでがブレンダーで行う作業です。

3Dインポーター(set a light 3Dのアドオンソフト)での読み込み

私の図書館(My Library)にて取り込みます。FBXファイルを読み込んで、テクスチャーフィルを読み込みます。床に合わせるのと、中心を合わせるといいでしょう。またスケールを設定して使いやすくしますが、スケールに関しては撮影時に大きさを調整できるので大きすぎないならそのままでもいいです。

1.FBXファイルを読み込みます。すると、形が現れます。中心線と床に合わせるをクリックしておきましょう。

2.画像で青く光っているマテリアルの部分を押す→シェーダーカラーのノーテクスチャーをクリック→テクスチュー画像を選択

3.完成したら右下の「適用する」をクリックして完成

取り込んでみると小さいなんてことはよくあります。物体を選択して、左の調整窓のサイズを変更します。何度か変更して適度なサイズにします。基本的にはサイズ比が変化しないで調整できます。リンクボタンを解除すればサイズ比の変更も可能です。

set.a.light 3D - für Fotografen

総合的に考えて「set a light 3D」はとても楽しい使用感

最終的に自分の考えを映像化できるのが素晴らしいのです。

撮影したのはこんな感じです。

イメージを生成Aiで膨らませる

基本的な構図を決定しました。カメラの画角、画面構成が決まった後にイメージをさらに近づけます。

例として、今回はファッションセールのネット記事を作成しの集客を考えるとします。日本語で思いついたイメージを書き出して英語変換して、参照画像で上の写真を使って作ります。私が好きなのは、「Leonardo,Ai」です。

1.日本語でイメージを書き出す。思いつきで並べるか、チャットGPTで考えてもらうか。

思いつき:「Fashion portrait, beautiful woman wearing trendy clothes, gorgeous dressed in trendy clothes」

チャットGPTなら次のようになりました。

[ファッションセールのネット記事を作成しの集客を考えるネット広告の画像にふさわしいイメージを作るプロンプトを英語で教えてください。]

An image showcasing a fashion sale advertisement. The background features a calm tone brick wall. In the center of the background, there is a pinball machine, surrounded by various fashion items on display. The pinball machine symbolizes vibrancy and fun, while the surrounding fashion items represent the sale merchandise. In the foreground, there’s a sign conveying the sale information with the catchy phrase ‘Exclusive Fashion Sale – Special Prices for a Limited Time!’. The image is designed to exude a sophisticated yet playful atmosphere, visually appealing and enticing interest in the fashion sale.

同じ英語のプロンプトをLeonardo.aiに入れてみたら次のようになりました。

生成Aiではイメージの画角を伝えるのが難しいと考えます。それでも、チャットGPTは優秀だと感じます。例えば文字を入れての画像も作れます。

1枚目の画像を作った後に、(『PhotoSaltu Fashion Sale」と入れてください。)と描いて作った画像が次の画像です。

文字を生成画像に正しく書き込んでくれる生成Aiはまだ、チャットGPT以外に見つかっていません。もちろん今回は一回で成功しましたが、何度か間違ったつずりで出てくることもあります。

Leonardo.aiで作った画像です。プロンプトは「Fashion portrait, beautiful woman wearing trendy clothes, gorgeous dressed in trendy clothes」で画像を参照しています。

2024.スタートするにあたり

3Dデーターの生成Aiにはびっくりしました。そして、イメージを作成して「set a light 3D」を使ってイメージを作り出す面白さも最近のことです。今はまだ、無料で何回も3Dデーターを作ることができますが、そのうち月に10個までになるようです。それ以上なら有料登録が必要です。

set.a.light 3D - für Fotografen

セットアライトにもたくさんの使える小物があります。

でも、自分でも作れてそれを使える形にできるのがいいんです。

生成Aiは個人がクリエーターになれる時代の幕開けです。何か事業案があって、そのために専門家に丸投げしていた案件をすべて自分で具体的に指示できることを意味します。時間は有限なので、ある程度決めて仕事をしてもらった方がいいでしょう。でも、自分でもなんとかなる時代になりました。有名な賞を受賞した作家さんが20%をAi活用したとの記事がありました。アイデアの20%、量の20%、時間の20%。様々な解釈が可能です。新しい技術が世の中に認知され浸透していく時は、コストパフォーマンスはいいです。そして有料化されていきます。そうすると、有料化されてもいいと思う人だけ残っていきます。有料でもいいもの、無料だけどよくないもの。そんな世界です。

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投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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