投稿日:2023年2月22日 最終更新日:2023年2月22日 記事制作:奥本 光城
ストロボ機材を購入するとき気になる、リフレクターについて解説します。ストロボを購入するとき、なぜ標準でついてこないのか?とおもってしまう、リフレクター。大きなリフレクターで広い範囲に光を届けようなんて考えてしまうと、ちょっとそれは違いますという話です。違いを使って思い通りの撮影をするために知っておきましょう。
リフレクターを選ぶとき考える3つの特徴
1.深さ
浅いと広範囲に光が拡散します。広く拡散した光が室内に反射して、回り回って被写体に届くので影を柔らかくしてくれる効果もあります。ダイレクトに光をあてる場合には必ず影ができます。その影が目立たない方向に落ちるストロボ位置を意識しましょう。
深いと内面反射の特徴もありつつ、照射角度は狭まります。その分同じ光量でも明るくなります。
2.大きさ
同じ深さのリフレクターです。直径が小さいと比較的均一な光に見えます。
直径が大きいと照射格はあまり変わりませんが、中央部が明るくなりました。集光しています。
3.形
中央部に反射板があったり、お椀が湾曲していたり、それぞれの光の特徴を作り出すアクセサリーがあります。
ビューティーディッシュもホワイトや、シルバーなどの種類や、前面に被せるディフューザーもあったりします。
リフレクターはお椀状ですが、光は内面反射を繰り返して照射されます。
リフレクターの選び方
光に芯を作りたいか作りたくないかでリフレクターを選ぶ
芯があるというのは特徴です。芯(光の強い部分)は綺麗な発色を作ります。視線の誘導もできます。その上で影が出やすいので補助で他のライトをあてるか、レフ板で調整します。芯を作りたいなら大きめの直径のリフを選ぶといいでしょう。
グリッドが発売されているタイプのリフレクターを選ぶ
23cmくらいの直径だと、グリッドも取り付け可能で、バンドアも取り付け可能です。グリッドは蜂の巣状の格子状のアクセサリーでリフに取り付けて使用します。L・M・Sで照射角を選べます。大きいLだと広くて小さいSだと狭いです。しかもバンドアの開閉でもっと照射角度を調整できます。
アンブレラ用のリフレクターを選ぶ
運びやすさも考えると小さめのリフレクターが推奨されていました。アンブレラディフューザーを使う時には23cmくらいのリフが推奨されています。
リフレクター選びに正解はない
熱が出るの危険性を考慮した上で、不燃物を用いて工夫をすることが大切です。黒く塗られたフォトフォイルを使って照射角度を調整することも可能でしょう。ストロボの芯にあたる真ん中の部分に反射板を取り付けたり、作ったりすることも工夫です。
投稿者プロフィール
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。