• 2024年12月21日 11:50 PM

【プロフィール用写真撮影】撮り方・撮られ方

投稿日:2022年12月24日 最終更新日:2022年12月24日 記事制作:奥本 光城

 プロフィール写真は目的のある写真です。さまざまな意見を期待する関係者が、写真と略歴からその人の人物像を想像するためのものです。権威性を表す写真と、親近感を示す写真は異なります。写真の写り方を知っておくことで、カメラマンに希望を伝えることもできるようになります。どういった要素で、その見た感じ、なんとなく感じる写真の力を明確にしていきます。

プロフィール写真需要について

 最近プロフィール写真の需要が増えてきています。アメーバブログを見ていても、プロにとってもらうプロフィール写真を目にすることが多くなってきました。社会の構造がまた一つ変わる時期に来ています。個々が自己ブランディングをする時代。そこで重要になっているのが写真です。私自身、株式会社を設立するまではセルフブランディングはあくまでも文章だけで、動画とか実際にストアカで営業することは考えていませんでした。他に働いているところがある事が大きな理由でした。ところが、写真入り名刺に関してはもう20年以上前から当たり前の様に使って来ました。学校を出て、写真現像・プリント、カメラの対面販売の会社に入った事で、会社で使う名刺はよくある銀塩写真に名刺を印刷する写真名刺でした。はじめは恥ずかしかったです。20代の頃ですから。

 今は、SNSで友達同士はつながってます。電話でのやり取りではなく、画面上でのやり取りがメインなので、そこに表示されるアイコンの画面がその人を表すことになります。今まではインカメラがメインであり、これからはアウトカメラがメインになります。ただ、写真を撮っただけでは綺麗に写らないというのが難しいところなのです。

写り方の変化を確認しましょう

 正面からストレートに撮る写真は、証明写真です。プロフィール写真としては適しません。体が正面を向いているので幅を感じます。これから目指す写真は程よい影を使ったスマートな写真。そのために考えるのは照明の位置とカメラの高さと角度です。

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 ライトの位置を横に動かして、モデルさんには斜め前かがみから首を起こしてもらいます。カメラ位置は顎くらいで、モデルさんのポーズは体をひねりながらSの形をイメージしてもらいます。

どんな機材で撮るのか

機材の違いで写りは変わります。高い金額設定で写真を撮るという事はレンズのコストとカメラのコスト、そしてカメラマンの職歴と芸術性に対するコスト、移動、ストロボなどその他のコストの合計です。良い機材で一番だと私が考えるのは、レンズです。そして、普通の人がどうでもいいと思う部分にこだわるのが、プロフェッショナルなのです。なので、プロ並みの写真を撮る事は難しいです。プロっぽい写真を目指すことがベストな選択になります。その時に重要になるのは綺麗に撮る事を楽しむ気持ちです。気持ちさえあれば、知識は身に付きます。撮り方にも、知識にも興味がないけど写真だけ欲しい場合にはすみません、私の会社、フォトサリュにご相談ください(宣伝です!)それでも、綺麗な写真を自分で撮りたいと思った方にお伝えします。

 機材はお持ちのもので大丈夫で画像編集アプリを使って画像を編集してください。月に1000円位かけれれば、有料ソフトが便利です。アドビのソフト。フォトショップまではそんなに使う頻度はないと思います。でも、昨日は日々向上しています。例えば目を大きく開けたり、口角をあげたり簡単に加工できるようなりました。

何に注意して撮る必要があるのか

 ピントのズレとブレはあとから直すことができません。気にならないように調整するまでです。被写体の形に関しては、きちんとカメラを構えて被写体に対して平行に構えれば、写り込む物体の形に変化はありません。高い建物を仰ぎ見る様に上に傾けると、上すぼまり(上の方がより小さく変形)になります。反対に下に傾けると、下すぼまり(下の方がより小さく変形)になります。顔の形もカメラの向きと顔の方向で大きく変化します。例えばスマホのインカメラで自分の顔を撮る時、ちょっと顔の上の方向から撮ると、目が大きくて(頭も大金ですけど)あごが小さく写ります。

写真の魅せ方を考えると、このカメラの傾き(受光センサーの傾き)は重要な要素です。

露出補正について

カメラの露出の基準としての18%グレーとは、平均的な反射率のグレーの事です。この18%グレーになる様に、カメラは自動で写真の出来上がりの明るさを決めてしまいます。これが露出モードがオートの状態です。自動露出で黒い被写体を撮ると白っぽく写ります。(下の写真)

なので、露出補正でマイナス補正して撮影することで黒く引き締まっての撮影になるのです。

(下の写真)

スマホだと撮りたい部分をタッチしてピントを合わせてから、上下にスライドさせると明るさが変化するものがあります。この作業をすると写真が一味良くなります。ちなみに、白いものはグレーっぽく写るので、プラス補正が必要です。何枚か撮りながらベストショットが狙えます。

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スマホでの人物撮影の露出調整

スマホなら人物の顔、横顔なら手前の目、まつ毛にきちんとタッチしてピント合わせをして、上下に明るさの調整の為のスライダーを動かし、息を吐ききってブレが少ないようにしてシャッターをしぼり込むように切ります。

構図の基本

私は3分割構図が気に入っています。画面を上下、左右に均等に3分割して線を引き、それが交わる4点にポイントを置く撮影方法です。また、日向と日陰を1:2(2:1)、色合いを1:2(2:1)、水と空を1:2(2:1)と配置するとバランスが良いので覚えておいて下さい。

沢山お知らせしたくて書きました。写真は知識を吸収したうえで、撮影意図で安定を伝えたり、不安定を伝えたり表現が異なります。色々とチャレンジるとたのしいです。

あると便利な撮影グッズ

 スマホで撮る時に、あったらいいなと思う撮影アクセサリーを考えて見ます。太陽の光をメイン光源にします。カメラとクリップオンタイプのストロボ、そしてレフ板くらいがあると良さそうです。

投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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