• 2024年12月31日 1:57 AM

フォトスタジオ設計「スリット的な光でのライティング」

By奥本 光城

6月 26, 2021

投稿日:2021年6月26日 最終更新日:2022年11月6日 記事制作:奥本 光城

写真でこんにちは!

株式会社フォトサリュの奥本です。

バンドアでスリット状の光を作って被写体に当てることで

個性的なライティングが可能です。

光の作り方

先ずメインライトを照射範囲に気をつけながら配置します。

今回は絞りF8前後をターゲットとします。

なので

ストロボメーターでF4〜5.6位の数字で良いでしょう。

次にフロントライトを設置します。

メインライトの影が強く出過ぎないようにするのと

発色を良くするためのライトです。

ストロボメーターで絞り1.4〜2.8くらいで良いでしょう。

メインと合わせるとF8くらいになると思います。

実際ストロボと被写体の距離でとても数値が変わるので

実際に計ってみて出力調整か位置で修正します。

そこに左後方よりアクセントライトを入れます。

輪郭を出す為のライトです。

髪の色合いによって効果が変わって来るでしょう。

グリッドとかバンドアとか、必要

照射範囲をコントロールするために

グリットとかバンドとかは必要不可欠です。

基本的には1つのライトが被写体の、あるいは被写体の一部に影響すれば良いのです。

あっちもこっちもあたるようなら、それはコントロールされた光ではありません。

(※あっちにもこっちにもあたって柔らかい光を作り出すことはあります)

例えばスカイライトでバンドアを使うことがあります。

人物の黒髪にハイライトを入れるとき

背景やカメラに光が当たらないように使用します。

グリッドなら、照射角と光量の調整が可能になります。

照射角度の調整と光量を落としたい場合に有効なのです。

スリット光

スタジオ アルクール パリ

映画のライティングで銀幕のスターの様なライティング。

憧れです。

別のライティング

スリット光を正面から当て

黒く落ち込む左右をグリッド付きのストロボで起こす。

そんなライティングです。

本来下から光を当てすぎると

おばけみたいなライティングになりますので

バランス感覚が必要になります。

投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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