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スポーツジム広告宣伝のための「撮影しなくてはならない」シーン5選!

投稿日:2023年10月4日 最終更新日:2023年10月4日 記事制作:奥本 光城

スポーツジム経営者として、ジムの魅力を多くの人々に知ってもらうためには、効果的な広告や宣伝が欠かせません。その中でも、写真や動画は特にインパクトがあり、訴求力を持ったコンテンツとして利用できます。では、どのようなシーンを撮影すればよいのでしょうか。今回は、ジムの広告宣伝に必須の「撮影しなくてはならない」シーンを5つご紹介します。


1. ビフォー&アフター

最もインパクトがあるのは、ジムの利用によって得られる成果をビジュアルで表現する「ビフォー&アフター」のシーンです。トレーニングの前後での体の変化や、体調、表情の変わり様をキャッチすることで、新規の顧客にジムの効果を具体的に伝えることができます。

ポイント:

  1. 同じ角度・位置からの撮影
    初回とその後の撮影を同じ位置、同じ角度から行い、違いが明確にわかるようにすることが重要です。
  2. 統一された照明
    明るさや影の具合が異なると、写真の印象が大きく変わります。同じ照明条件下での撮影を心がけましょう。
  3. 衣服の統一
    同じ服装、または同じようなデザイン・色の服装で撮影することで、体の変化に焦点を当てやすくします。
  4. 具体的なデータの記録
    体重や体脂肪率など、数値での変化も併せて記録すると、ビジュアルだけでなくデータに裏打ちされた結果を提示できます。
  5. 動画の場合の動きの統一
    シンプルな運動やポーズを初回とその後で同じように撮影することで、筋肉の動きや形の変化を明確に伝えることができます。

気をつけるべきこと:

  1. プライバシーの確保
    顧客の写真や動画を公開する際は、必ず事前にその旨の同意を取得してください。そして、公開範囲や利用目的を明確に伝えることが重要です。
  2. 過度な修正の避け
    Photoshopなどのソフトウェアでの過度な画像修正は避けるようにしましょう。誠実性が求められるビフォー&アフターの写真において、信頼を損ねる要因となります。
  3. 誇張表現の控えめ
    実際の結果を過度に誇張する言葉や表現は避け、正確で公平な情報提供を心がけましょう。
  4. 個人差の認識
    人によっては、同じ期間・努力でも結果が出るスピードや程度が異なることを理解し、その旨も適切に伝えることが重要です。
  5. 期待値の管理
    顧客に過度な期待を持たせないよう、写真や動画の解説文には実際のトレーニング期間や方法など、背景情報もしっかりと伝えるようにしましょう。

ビフォー&アフターの写真や動画は、ジムの効果を具体的に伝える力強いツールとなりますが、その撮影や利用には上記のような点を注意深く考慮することで、より信頼性のあるコンテンツとして活用することができます。

2. トレーニングの瞬間

ジムの日常の中でも、一番アクティブでエネルギッシュなシーンはトレーニング中のものです。ウェイトトレーニングや有酸素運動の様子、専門のトレーナーが指導する様子など、実際のトレーニングのシーンをキャッチすることで、ジムの活気やプロフェッショナリズムを伝えることができます。

ポイント:

  1. 自然な表情のキャッチ: トレーニング中の真剣さや楽しみ、集中している表情など、感情が込められた瞬間を捉えることで、実際のトレーニングの雰囲気を再現できます。
  2. トレーナーとのインタラクション: トレーナーが顧客とコミュニケーションをとりながら指導している様子をキャッチすることで、プロのサポートが得られることを強調できます。
  3. 多様な機器やメニューの紹介: ジム内のさまざまなトレーニング機器やプログラムを顧客が使用している様子を撮影し、ジムの設備の豊富さや多様性をアピールできます。
  4. 動きの流れを捉える: 動画撮影の場合、一つの運動の始めから終わりまでの流れをしっかりとキャッチすることで、正しいフォームや動きを伝えることができます。
  5. 編集での強調: 撮影した動画を編集する際に、特定のポイントや技術的な部分をズームインして強調することで、トレーニングのポイントを明確に伝えることができます。

気をつけるべきこと:

  1. プライバシーの確保: 他の顧客が映り込むことなく、主要な顧客のみを撮影するか、または撮影の事前同意を確認しましょう。
  2. 安全確保: 撮影を行う際には、トレーニング中の顧客やトレーナーの動きの邪魔にならないよう、十分なスペースを確保することが必要です。
  3. 過度なステージングを避ける: あまりにも演出されたシーンは、自然ではなくなる可能性があります。実際のトレーニングの様子をリアルに伝えることが重要です。
  4. 音の注意: 動画撮影の際に、ジム内の背景音や他の顧客の会話などのノイズに注意し、必要に応じて後処理でクリアな音を追加するか、ノイズリダクションを行いましょう。
  5. 不適切な表現の避け: 顧客が不快に思う可能性のあるシーンや、不適切な言葉や行動を含むシーンは避けるよう心がけましょう。

ジムのトレーニングの瞬間を撮影する際は、実際の雰囲気や魅力を伝えるとともに、顧客のプライバシーや安全を確保することを最優先に考えることが重要です。

3. グループレッスン

多くのジムでは、ヨガやダンス、エアロビクスなどのグループレッスンが人気です。その様子を撮影することで、コミュニティの一体感や、楽しみながら健康になる姿を伝えることができます。また、初心者や特定の年代向けのクラスがあれば、それもアピールポイントとして撮影すると良いでしょう。

ポイント:

  1. エネルギッシュな瞬間のキャッチ: グループレッスンの中でのピークや、皆が笑顔で動いている瞬間など、エネルギーが感じられるタイミングを撮影します。
  2. トレーナーの指導のキャッチ: トレーナーがポジティブに指導している様子を撮影することで、専門的なサポートが受けられることを強調します。
  3. 一体感の表現: 皆が同じ動きをしている様子や、手を取り合っているシーンなど、グループとしての絆や一体感を感じられるショットを狙います。
  4. 多様な参加者のショット: 様々な年齢層や体型の参加者が楽しんでいる様子を撮影することで、ジムのレッスンがどんな人にも適していることを伝えます。
  5. 動画の場合の編集ポイント: 曲のビートや参加者の動きに合わせて編集を行うことで、リズミカルでエネルギッシュな映像を作成できます。

気をつけるべきこと:

  1. プライバシーの確保: 事前に参加者の同意を得てから撮影を行い、撮影する旨を明確に伝えます。また、顔を映したくない参加者にはその位置を調整するか、後処理で顔をぼかすなどの対応をとります。
  2. 撮影による邪魔を避ける: レッスンの進行や参加者の動きを妨げないよう、十分な距離を取りながらの撮影を心掛けます。
  3. 過度なステージングの避け: あまりにも演出されたシーンは自然ではなくなり、実際のレッスンの雰囲気を伝えられなくなります。
  4. 適切な撮影機材の選定: グループレッスンの動きが速い場合、ブレを減少させるための高速シャッター機能や安定した映像を撮影するための三脚やジンバルなどを使用します。
  5. 音の配慮: グループレッスンでは参加者の声や音楽、トレーナーの指示などが重なり合うことが多いので、後処理での音の調整や、クリアな音を追加することを検討します。

グループレッスンの撮影は、その場のエネルギーや一体感を伝えることが重要ですが、参加者のプライバシーや安全性も同時に確保する必要があります。両方の側面をバランス良く取り入れながら、効果的な広告・宣伝素材を作成しましょう。

4. 最新の設備やマシン

ジムの魅力として、最新のトレーニングマシンや設備も大きな要素となります。特に新しい機械や、他のジムにはない特色ある設備をアピールするためには、それらの機器の使用方法や特長をアピールするショットが効果的です。

ポイント:

  1. 明瞭な写真: 新しいマシンや設備の特徴やディテールをきちんと捉えるために、クリアで高解像度の写真や動画を撮影します。
  2. 機能の強調: 設備やマシンの新しい機能や特徴を、動画や写真を通して強調します。動画の場合は、その機能の実際の動作をデモンストレーションするシーンを取り入れると効果的です。
  3. 実際の使用シーンのキャッチ: 人がマシンを使っている様子を撮影することで、その使いやすさや効果を視覚的に伝えることができます。
  4. 照明の工夫: 設備やマシンのディテールや質感を引き立てるために、適切な照明を使用します。
  5. 動画の場合のナレーションや字幕: 新しい機能や使い方を解説するナレーションや字幕を入れることで、視聴者に詳しい情報を提供することができます。キャッチコピーとして短く伝える努力が必要です。

気をつけるべきこと:

  1. 背景の整理: 設備やマシンを明確に強調するため、背景に余計なものや雑然としたものが映り込まないように注意します。
  2. 誤解を招く表現の回避: 設備やマシンの機能や効果を過度に誇張したり、誤解を招くような表現を避けるよう心掛けます。
  3. 安全確保: マシンを動作させる際や、人が使用するシーンを撮影するときは、安全を最優先に考えます。
  4. 著作権や商標の注意: マシンや設備に表示されているロゴやブランド名など、著作権や商標に関する問題が生じないように撮影や編集を行います。
  5. 音の注意: 動画撮影の際、マシンの動作音や周囲のノイズに注意し、後処理でクリアな音を追加するか、ノイズリダクションを行うことを検討します。

最新の設備やマシンを効果的にアピールするための撮影は、その特徴や機能を正確に伝えることが最も重要です。明確なビジュアルと情報提供をバランスよく取り入れて、魅力的な広告・宣伝素材を作成しましょう。

5. 共有部としてのジムという空間

ジムはただの運動の場所だけではありません。多くのジムにはサウナやジャグジー、リラクゼーションスペースなどの施設が備わっています。これらのエリアのショットを取り入れることで、運動後のリフレッシュやリラックスの時間もジムで過ごせることを伝えることができます。

ポイント:

  1. 静寂と安らぎの雰囲気の再現: ソフトな照明、安らかな表情の人々、やわらかい家具など、リラクゼーションエリアの落ち着いた雰囲気を映像や写真に反映させることが重要です。
  2. エリアの特徴の強調: サウナ、ジャグジー、マッサージチェア、リラクゼーションルームなど、そのエリアの特別な設備やサービスを強調します。
  3. 照明の工夫: ソフトで暖かみのある照明を使用して、リラックスした雰囲気を再現します。
  4. リアルな使用シーンの撮影: 実際に人々がエリアを利用している様子を捉えることで、そのリラクゼーション効果や快適さを伝えることができます。
  5. 動画の場合の音楽選定: 落ち着いたBGMや自然の音など、視聴者をリラックスさせる音楽を選択します。

気をつけるべきこと:

  1. プライバシーの確保: リラクゼーションエリアはプライベートな空間としての側面もあるので、撮影する前に利用者の許可を得ること、また撮影の際には顔や特定できる特徴をぼかすなどの対応が必要です。
  2. ステージングの過度な避け: あまりにもセッティングされたシーンは、実際のリラクゼーションエリアの雰囲気と異なる可能性があるため、自然なシーンを撮影することが重要です。
  3. 安全確保: 撮影機材を設置する際や、人々がエリアを利用する際には、安全を確保することを最優先にします。
  4. 過度な修正の避け: 写真や動画の後処理において、色味や明るさを過度に修正しすぎると、現実のエリアとのギャップが生じてしまうため、適度な修正に留めることが推奨されます。

リラクゼーションエリアの撮影は、その場の落ち着いた雰囲気やリラックスできる特徴を効果的に伝えることが重要です。これらのポイントと注意点を頭に入れながら、魅力的な広告・宣伝素材を作成しましょう。


まとめ:

スポーツジムの広告宣伝のための写真撮影は、ジムの魅力や特色をしっかりと伝えるための重要なツールとなります。上記の5つのシーンをしっかりとキャッチし、それを活用して魅力的な広告や宣伝を作成することで、新規の顧客の獲得や既存顧客のモチベーションアップに繋げることができるでしょう。

投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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