投稿日:2023年11月16日 最終更新日:2024年1月25日 記事制作:奥本 光城
「白いシャツに赤いネクタイ」での撮影ライティング
背景が白い時、白く表現したいならしっかりとバックグラウンド・ライトを当てる必要があります。経験的にはストリップバンクを使ったり、リフレクターにバンドアをつけて使っているケースが多かったです。アンブレラは光が広がるので人物の前面に影響を与えないように、被写体の立ち位置を決める必要があります。
黒バックでの撮影
黒バックでの撮影時は、背景にライトをあてないようにします。その上で人物のエッジが背景と馴染んでしまわないように気をつけます。
青バックでの撮影
ブルーバックもあまり光をあてないようにします。
もしも白バックのように光を当てすぎると次のように白っぽくなってしまいます。どちらの写真を撮りたいのかでライティングを変化させます。アンブレラの光がバックだけでなく、振りかぶった右手にも影響してハイライトを作り出しています。最近はフォトショップでの調整が大変簡単になりました。後処理に任せてその時の判断でエッジの検出しやすい写真を撮ることになります。ただ、その場で写真を確認してクライアントにOKをもらうならきちんとしたライティングが必要です。
黒バックのライティングで白バックを撮る
背景はサベージのスーパーホワイトで設定。それでも光をあてないとどんどんグレーになります。バックグランドライトはある時は背景に、そしてある時は人物のアクセントに使います。全体を眺めながら、さまざまな使い方ができることを覚えておきます。そしてシュミレーションソフトで練習しておきます。
投稿者プロフィール
- 写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。