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ストロボライティングとは#03 「レンブラントライティングとスプリットライティング」

投稿日:2021年11月26日 最終更新日:2022年10月7日 記事制作:奥本 光城

ライティングはメインライトで全体の方向性が決まる

メインライトのあて方として

正面上方よりあてて、鼻の下に蝶のような影を落とす「バタフライ」ライティング。

それを左右に振ると、鼻の影が縄のように見える「ループ」ライティング。

左右どちらかと、上方に45度でライティングすると「45度」か「レンブラント」ライティング。

被写体の真横からあてると、「スプリット」ライティング。

英語の意味からすると、分割とか裂け目といった意味になる。

こういった光を、ライティングを組み立てるベースとして被写体のシェイプを思い通りに表現したい。

特に人物撮影の場合、顔の形も様々であり

光と影の作用とカメラのアングルで形を表現するのが基本になる。

レタッチでの作業は極力控えたい。

レンブラントライティング

画家のレンブラントにちなんで名付けられたライティング。

斜め45度、高さ45度からのライティング。

写真という二次元の世界に、三次元の物質を表現する為に斜め45度の影を作る。

写真が好きなものなら

必ず通る道がレンブラントとかフェルメール。

1620年代後半から1672年ごろまでの間の絵画がオランダ黄金期と言われているようだ。

上野の美術館には展示会がある度に今まで結構足を運んだ。

絵画の中でも光が生き生きと表現されていた。

写真館ではこのレンブラントライティングが基本的に用いられる。

写真館のライティングはこちら


メインライトだけならこんな感じになる。

ダイレクトの光だから影の出方も濃い。

このメインの光をベースに、影のトーンをコントロールしていく。

その為に、別のストロボや反射板を使う。

ストロボ光は閃光、一瞬なので

ストロボメーターで測る事になる。

レフ板を使って

フィルインライトを入れて

トップライトを入れると

ここまで調整できる。

ポートレート写真として

個性のある写真になる。

機材の配置は次の通り。

加えるならアゴレフだ。

アゴレフというのは文字通り、

アゴの下に入れるレフ板(反射版)の事。




スプリットライティング

顔の片方を照らし出す。

英語としては分裂とか分断とか掛け目。

上記の写真にフィルインライトと

トップライトをいれて、レフ板を追加する事で

次のような写真になる。

配置は以下の様になる。

まとめ

人物の場合は特に顔の形状によって主となるライティングを決定する。

影がでる部分をコントロールすれば

カメラアングルとの相乗効果でより魅力的に表現できるのです。

それぞれのライティングに得手不得手があるので、

そこから最善なライティングを見つけるあなたの感性が

一番重要になるのです。

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投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。
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