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アートセラピーの中にある写真撮影という行為について考えてみる

投稿日:2023年5月17日 最終更新日:2023年5月19日 記事制作:奥本 光城

アートでセラピーという分野があり、そういった資格を撮ることも出来ます。実は実際に写真撮影をすることで心が落ち着く経験を何度もしてきました。アートセラピーを考えながらより良い写真ライフを送るためのコツをお知らせします。

写真撮影を中心としたアートセラピーの流れ

写真を用いたアートセラピーは、クライアントが写真を撮影し、それをセラピストと共有することによって進行します。、一般的なアートテラピーの進め方は以下の通りです。

1.クライアントの目的を明確にする: セラピストとクライアントは、アートセラピーの目的を話し合います。クライアントが何を得たいのか、何に焦点を当てたいのかを共有し、セッションの方向性を確認します。これは一般的なコーチングの様に、現状をヒアリングして、どういった方向性に今後の自分を持っていきたいかの確認をすることです。セラピストが存在する場合には対話によって確認し、一人で行うなら撮影日の前に自問自答してノートに書き出す必要があります。

2.写真の撮影: クライアントは自身が感じたり、関心を持ったりするものを写真に撮影します。撮影する被写体や場所は、クライアントの個人的な選択によって決まります。目的を持って撮影する場合と、目的を持たないで被写体を自由に撮る方法があります。

3.写真の共有: クライアントは撮影した写真をセラピストと共有します。写真がセッションの中心的な要素となり、クライアントの内面的な状態や感情を表現する手段となります。実際には自分の感覚を相手に理解してもらうために言語化することに意味が生じます。セラピストがいることで可能になり、対話でやり取りすることでより深く考えます。

4.写真の分析と探求: セラピストはクライアントとともに写真を分析し、その中に含まれる感情やテーマを探求します。撮影者の意図とそれを見た側の感じ方の違いを共有することができます。セラピストはクライアントの言葉や反応を通じて、写真が表す意味や象徴的な要素を理解しようとします。

5.話し合いと反省: セラピストはクライアントとの対話を通じて、写真に関連する思考や感情について話し合います。クライアントは自身の写真やそれに関連するテーマについて反省し、自己理解や気づきを深めることができます。セラピストは写真から感じた感情的な部分をクライアントと共有することができます。

6.クリエイティブな表現の探求: セラピストはクライアントと一緒に、写真を基にしたクリエイティブな表現活動を行います。例えば、写真を基にした絵画、コラージュ、詩、物語などの制作を通じて、クライアントは内面の表現や探求を深めることができます。クライアントとの心の交流が重要です。

7.成果の共有と終了: セラピストとクライアントはセッションの最後に、クライアントが得た気づきや成果を共有します。セラピストはクライアントの進歩や成長を評価し、必要に応じて次回のセッションに向けた目標や宿題を払って、セッションを終了します。また、クライアントが必要なサポートやリソースを得るための提案や紹介も行われる場合があります。一度で終わるわけではなく、継続的に観察記録をつける必要があります。

アートセラピーの進め方は、セラピストとクライアントのニーズや目的によって異なる場合があります。柔軟性を持たせながら、クライアントの表現と内面の探求をサポートすることが重要です。セラピストはクライアントの感情や思考に敏感に対応し、安全で受け入れられる環境を提供する役割を果たします。

また、アートセラピーの進め方は、セラピストの専門的な訓練や経験にも影響を受けます。セラピストは倫理的なガイドラインに従い、クライアントのプライバシーと安全性を保護する責任を持ちます。

アートセラピーは、クライアントが自己表現や内面の探求を通じて心理的な成長や回復を促進するための有効な手法です。写真を用いたアートセラピーは、クライアントが写真撮影を通じて自身の内面や感情を表現することで、より深い自己理解や変容を実現することができます。

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一人で写真を撮影するマインドフルネス体験

自由であること、そして自分で納得して終わる行為であること。好きなものを好きな様に撮ることです。例えば、木のねっこが好きなら、そんな写真が溜まります。お花が好きだったり、雲が好きだったり。できれば一眼レフで世の中から切り取る作業の方が気持ちが穏やかになります。2B(ブローニ)という大きめのフィルムを使った古い中判カメラなら、露出計を持って光の状況を測り、撮影する必要が出てきます。また、リバーサルフィルムならスライドボックスの上でルーペで覗き込むワクワクもあります。アートセラピーの基本を知って、自分で撮影することで効果は絶大です。一年を通して同じ場所で撮影をしていると、傾向が把握できてきます。特別でない日常を撮影することは、少ない変化を敏感に感じて愛でる作業です。

一人で行動しながら、いつもは当たり前の光景に足を止めてその存在に目を向ける行為は、マインドフルネスでプレーンを食べる行為に近いものがあります。早朝、カメラを片手に散歩写真に出かけることをお勧めします。

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投稿者プロフィール

奥本 光城
奥本 光城株式会社フォトサリュ代表
写真好きカメラ業界経験30年。カメラ店勤務からグリラーメーカー、そして国産ストロボメーカー、アルバム製造機材販売専門商社を経て、株式会社フォトサリュを設立。ネット活用を映像と想像力で構築し生成AiやNFT制作、動画編集にも着手。様々な方法を融合して個人のブランディングをお手伝いいたします。

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