• 2023年1月30日 2:00 AM

ストロボメーカー営業の仕事

By奥本 光城

5月 18, 2021

投稿日:2021年5月18日 最終更新日:2022年11月9日 記事制作:奥本 光城

今までいろんな仕事をしてきました。基本的には写真に携わるお仕事です。今回はその中でもストロボメーカーの営業について話をしてみたいと思います。スーツを着ながら、こんなに脚立に上がる営業スタイルは、慣れるとクセになります。写真館さんにあるストロボ機材や、バックスクリーンは天井面に付いていることが多いですからそうなります。ストロボメーカーの営業になればいろいろと勉強できます。そんな内容です。

地区担当

まず営業ごとに地区担当が存在しました。関東近県でした。出張が必要なところと、そうでないところの組み合わせの複数地域を持つ事になったような記憶。基本的に注文の入ったお客様への納品や、新店舗への設備、季節対応のレンタルや勉強会でのレンタル業務を行います。その合間に、地域の写真館様への訪問。新製品の案内やメンテナンスのご案内をしてまわります。急に使えなくなった機材への対応の為、土日も携帯を離せませんでした。

対象のお客様

営業写真館様、呉服店の写真スタジオ、病院の写真室、官公庁の写真設備、アミューズメント施設、各種タワー、結婚式場、子供写真館、メーカーの宣伝部など多岐に渡ります。ある種、ストロボメーカーの営業ということで行ける場所だったのだと思いますし、問屋さんの力だったと感じます。

販売物

ストロボ機材は大きく分ける灯具(発光部)と電源部(出力機)になります。一体化したストロボをモノブロックストロボと言います。電源部をカメラ位置近くに配置して、設置した発光部の光の量を集中コントロールします。頭の上と肩筋にハイライトを入れる高いところの発光部の光量も手元でコントロールできます。ライティングのパターンを覚えさせておくことができるものもあります。価格を抑えたければモノブロックをレールで吊ったり、スタンドに乗せることもできますが、使用するバンクの大きさによって雲台の強度が持たない場合もありますので注意が必要です。被写体の年齢で安全性を考慮してスタジオを設計する必要があります。

スタジオ設計

天井面にレール配置するスタジオ

スタジオ設計は意外とシンプルです。配線とスイッチの場所を決めていきます。図面に起こして電気屋さんにお願いします。通線をお願いしておきます。VFケーブルです。ストロボは高圧です。これらをストロボメーカーに依頼することになります。そして、対荷重の計算などで吊り具のためのレールを支えるボルトを図面に書き出して建築業者にお願いします。躯体にボルトを固定したり、そんなに耐荷重が必要なければ天井裏にレースウェイと呼ばれるスチール棒を入れて固定し、そこからボルトを吊り下げますそのようにして、レールやバックスクリーンを天井から吊り下げます。

床面に機材の脚がないので、狭いスタジオでバックスクリーンを交換しながらの写真に向いています。子供が走り回っても、コードに引っかかることもないでしょう。工事費は高くなりますが、ライトの位置を調整するのも簡単です。

スタンドで構成するスタジオ

最近多いスタイルのスタジオです。しかも、工事費が少なくてすみます。モノブロックとスタンドで構成するなら、壁面のコンセントと連動した壁スイッチを設置するためのお願いを電気設備会社にお願いする事になります。店舗で利用する以上、電源の切り忘れは危険です。電源だけでなく、コードに電流が流れていない状態を作ることも重要です。スイッチの形式を片切りでなくて、全切りでお願いしていました。

工事内容

壁面には配線を予めしてもらい、資格を持った工事人はそれを圧着ペンチでつなげていきます。天井面に下げていもらった吊りボルトに専用の金具でレールを取り付けます。その下にレールやランナーを取り付けて、思ったところにスムーズにライトが移動出来るように、灯具を設置します。スムーズに可動するために、コードの処理やバネの調整をします。

納品説明

設備が完了すると、営業だけが残って納品確認と機材の説明とセッティングをします。必要であれば店舗スタッフさんに、直接機材の使用説明をすることもありました。スタッフさんの知識レベルの違いに合わせて気を使った説明が必要になります。カメラの知識も、繋げるパソコンの知識もある程度持っていないといけません。でも、写真の知識は多岐に渡りるから、必要なことだけ伝える技術が大切です。時間がいくらあっても足りません。日をあらためて訪問することもあります。業務が軌道に乗ることを切に望む時です。

アフターケア

長く撮影業務をされていると、やはり問題が起こることもあります。新品であっても、納品時には想定できないことも発生します。ライトの位置や、被写体の立ち位置で改善することもあれば、アクセサリーや機材の変更が必要なこともあります。機材の劣化もあります。ネジの緩みも、コンデンサー劣化も考えられます。代替機の貸し出しや、定期メンテナンスのある国産ストロボメーカーは多分1社でしょう。高くて良いものか、安くてメンテナンスも望めないけど良いのか、選ぶのは自由です。ちょっと多めに機材を持っておいて、調子が悪くてもすぐに差し替えられるようなスタイルもいいです。

私の出来ること

起業してからホームページを作りますとか、SEO対策を致しますと言う電話をたくさん頂きました。もしも私が、何も知らなければ、大金を出してもお願いします。スタジオを作りたい場合、何も知らないですべてを任せてしまうと、価格が跳ねます。私自身、写真店での対面販売からスタートして写真業界の経験を積みました。写真の基礎知識からスタジオ写真までご案内出来ます。そしてホームページを作ることの基礎知識をお伝え出来ます。(レンタルサーバーを使い、ワードプレスにて複数サイトを運営していて、狙った記事での検索上位表示に成功しています)また他にも、動画撮影、編集をしてユーチューブにアップロードしています。専用ソフトでアニメーションを作っています。シナリオやデザインは独学中です。

今後の世界

コロナ禍後の社会がどう変化しているのか興味はそこへ向いています。他国でのワクチン接種後の、マスクを外しての会食が新鮮に感じます。例えば、居酒屋での食事。例えば、カラオケボックス。スパーコンピューターでの飛沫シミュレーションは、目に焼き付いて忘れられません。皆が潔癖症状態の社会です。たとえ花粉症であってもくしゃみはくしゃみ。飛沫を飛ばしてしまいます。例えば野球観戦。例えばコンサート。例えばフェス。例えば客船の大部屋。温泉。例えばウイルスを打った人のマスクを外しての行動と、ウイルスを打っていない人の行動は区別出来ません。そう考えると、まだまだネットでの商業活動が中心となりそうです。それぞれが商品宣伝の為のメディアを保つ必要があります。いま、機材は豊富にあります。使いこなすセンスが必要なだけ。テレビの用なメディア展開を写真と、映像を使って自社ホームページで展開しましょう。